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武豊&キズナVSオルフェーヴル「凱旋門賞」全角度予想(2)馬場が渋れば吉凶が分かれる | アサ芸風俗

武豊&キズナVSオルフェーヴル「凱旋門賞」全角度予想(2)馬場が渋れば吉凶が分かれる

武豊&キズナVSオルフェーヴル「凱旋門賞」全角度予想(2)馬場が渋れば吉凶が分かれる

2013/06/13

武豊&キズナVSオルフェーヴル「凱旋門賞」全角度予想(2)馬場が渋れば吉凶が分かれる

 過去のレースタイムからも、馬場状態による激変がわかる。レコード決着の11年と重馬場の12年を比較すると、日本では考えられない約13秒もの差。昨年2着のオルフェーヴルはこなせるだろうが、キズナにはマイナスになりそうだ。血統に詳しい競馬ライターの水上学氏が話す。

「加齢による衰えがなく昨年と同じくらい走れば、オルフェーヴルの楽勝もあるだろうと見ています。昨年の内容は誰が見てもいちばん強かったですからね。母の父メジロマックイーンにはフランスの血がかなり濃く入っていることもあり、父ステイゴールドも母方に欧州競馬の血が強い。このあたりも昨年の2着を裏打ちしたと思います。一方、(キズナのような)ディープインパクト産駒はというともともとパワーのいる馬場は苦手です。良馬場であってもロンシャンではやや苦しいうえに、馬場が渋ればなお厳しいと考えます」

 さらに水上氏はこう続けるのだ。

「個人的には、馬体が完成しない3歳秋に長距離空輸して海外でレースをすることは、馬の将来を考えると賛成できません。ダービーでは本命に推しましたが、ディープインパクトの血がビワハヤヒデ、ナリタブライアンの20年前に栄えた牝系を活性化したこと、そして春の東京芝2400メートルに異常に適性が合ったストームバード系だったことが大きく、軽い芝の東京と違って深い芝のロンシャンでは話は別だと思います。それでなくとも、今年の日本の3歳世代のレベルにも疑問が残りますからね」

 水上同様に「キズナは海外挑戦ではなく、国内の菊花賞や秋の天皇賞を目指してほしかった」という声は競馬サークル内からも聞こえてくる。栗東トレセン担当のトラックマンが話す。

「実際に厩舎関係者が『現時点で70%。秋までの成長が楽しみ』と話すように、まだ子供です。ですから他の厩舎関係者から『凱旋門賞制覇は日本のホースマンの悲願という建て前で、種牡馬としての価値を狙ったもの』という辛辣な意見もありました。実際に凱旋門賞はセン馬に出走資格のない“種牡馬選定レース”の色合いが濃い。もしキズナが優勝、即引退となれば父ディープインパクトの後継馬として、父の51億円(8500万円×60口)を上回る60億円シンジケートが組まれることも夢ではない」

 昨年、ディープインパクトの娘ビューティーパーラーが仏1000ギニーで優勝し、産駒初の海外GI制覇を達成。ディープインパクトの評価が上がっていることも後押ししているようだ。トラックマンが続ける。

「一見『賞金よりも名誉』と映りますが、勝てば想像以上の付加価値が生まれるのも競馬です。オルフェーヴルも負けられない戦いですよね。凱旋門賞に惜敗したことで引退予定を1年繰り下げての挑戦ですから」 

 こちらも種牡馬価格に大きな影響を及ぼすのだ。