[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「両重賞とも人気馬の1頭勝負」

　今週末6月16日のWIN5は、堅く収まりがちな傾向の重賞2鞍をいかに効率よく突破するかが1つのポイントでしょう。

　WIN【3】は函館スプリントS。07年以降の優勝馬6頭は「同年に芝1200メートルのオープン特別で優勝経験あり」「同年に芝1400メートル以下の重賞で連対経験あり」のいずれかを満たしていました。該当馬は07年以降〈6-3-3-13〉で複勝率48.0％。WIN5だけでなく、通常の式別もこの条件に当てはまる馬から入りたいところです。

　もっとも、出走予定馬のうち、前出の条件を満たすのはアウトクラトールとドリームバレンチノくらい。やはり、昨年の当レース優勝馬で実績最上位のドリームバレンチノには逆らえません。別表で指摘したように内枠有利なレースではあるものの、この馬自身が極端な外枠を引いて、なおかつ別の実績馬が内枠を引くといった状況でないかぎり、手広く押さえる必要はないと思います。

　WIN【5】のユニコーンSも07年以降は単勝1番人気馬が〈5-1-0-0〉、単勝4番人気以下の馬が〈0-0-4-73〉と、波乱を期待しにくいレースです。別表で指摘したように、前走を勝ち切っていて、なおかつ臨戦過程にも不安がない馬を重視すべきでしょう。

　中心は初ダートの前走を圧勝したサウンドリアーナ。もともと芝の重賞を勝っている実績馬ですし、前走までにJRAで3勝以上をマークしていた馬は05年以降〈6-4-1-8〉と非常に安定しています。距離延長に一抹の不安が残るものの、今年はダ1600メートル超の重賞やオープン特別に実績のある馬があまりいないので、大きく減点する必要はないはず。他のレースを手広く押さえる必要があれば、このレースは1頭勝負でもよさそうです。