有村昆「巨乳映画の名シーンを語る」(2)

有村昆「巨乳映画の名シーンを語る」(2)

2013/06/19

有村昆「巨乳映画の名シーンを語る」(2)

「真木よう子」の揺れはインパクト大

 上位はどれも20世紀の作品ばかり。邦画界には「脱がない症候群」が蔓延するばかりだが、ここ数年、風穴をあける女優陣が登場し始めた。

〈白くて大きなおっぱいに拍手〉(運転手・41歳)という真木よう子(30)の「ベロニカは死ぬことにした」(05年/角川)が6位、〈女優魂に1票〉(自営業・62歳)で、沢尻エリカ(27)の「ヘルタースケルター」(12年/アスミック・エース)が13位にランクインした。

「真木よう子さんの“立ちオナニー”で魅せた巨乳の揺れは、インパクトありましたよね。また、いきなり19秒で包帯をパラパラと取り、乳首を見せた沢尻エリカさんにしても、役で脱いでいるのか、それとも自分自身をさらけ出しているのか、見る側を混乱させるほどの迫力がありました」

 有村氏は昔から「女優の乳首には物語がある」と語っているが――。

「あの『別に』発言でバッシングを受け、結婚、離婚で騒がせた沢尻さんにしても、あのキレイな乳首が『この先の私を見ていて』って語りかけてくるようでしたね。まるで『ぬるい演技は私のカラーじゃない』と訴えているようで、これからが楽しみです」

 残念ながら“巨乳”というくくりではランク外に終わったが、“衝撃の濡れ場”ということでは、吉高由里子(24)も忘れてはならない存在だという。

「もちろん、乳首を見たくて映画に行くわけじゃないですよ(笑)。でも、乳首が語りかけてくるんですよね。その典型が吉高さんです。『蛇にピアス』(08年/ギャガ)で乳首を出したからこそ、ここまで一気に注目されたのも事実であり、スクリーンから『もっと女優として頑張りたい』という思いが伝わってきた。まさに脱ぎどころがバチッと決まったと言えますね」

 オッパイ映画なら「巨乳と美乳」を縦軸に、横軸は「清純派とワイルド派」で分類する有村氏が、とっておきを3本、推奨する。

「私自身が高校生時代に衝撃を受けたのが、夏木マリさん(61)でした。『里見八犬伝』(83年/東映)が12位にランクインしていますが、私のお勧めは『北の蛍』(84年/東映)です。マタギのごっつい男の首をつかんで自分の股間に押しつけるシーンなんてワイルドそのものですよ。

 アンケートではランク外ですが、大の巨乳派なら神楽坂恵さん(31)の『恋の罪』(11年/日活)です。デパートの試食売り場に勤める冴えない女の子が、自分を解放しようと、鏡の前で裸になり『太くて、硬いソーセージはいかがですか?』なんて、トーク練習をするシーンはエッチシーンよりエロいですよ(笑)。

 3つ目は池脇千鶴さん(31)の初ヌード作品『ジョゼと虎と魚たち』(03年/アスミック・エース)です。今回はサイズ的に対象外だったみたいですが、恥じらいに打ち抜かれるタイプにはお勧めです」

 アンケートは30位までしか載せられなかったが、他にも数多くある「衝撃の巨乳」作品。好みは人それぞれも、おっぱいが大好きなことには変わりない。