黒木瞳「“ハダカ封印”の裏で解禁された伝説キッチン濡れ場」

黒木瞳「“ハダカ封印”の裏で解禁された伝説キッチン濡れ場」

2013/07/05

黒木瞳「“ハダカ封印”の裏で解禁された伝説キッチン濡れ場」

 若き日の黒木瞳(52)が他人の男を奪う女を演じた映画「略奪愛」が高画質DVDで発売された。宝塚娘役トップスターから濡れ場の女王へ孵化した黒木の記念碑的ヌードが今よみがえる!

 同作品の監督を務めた梶間俊一氏が述懐する。

「この作品は黒木さんが人形ではない、切れば血が流れ出る女を演じた初めての映画だと思います。僕も若かったが、彼女も本気でぶつかってきたことを記憶しています」

 映画が公開された91年はまさにバブル崩壊の真っ最中。とはいえ、不景気がこれほど長引くことなど誰も予想だにしていない安穏とした世相であった。宝塚を85年に退団した黒木は、翌年の映画「化身」(東映)でいきなり大胆ヌードを披露し、ハダカも辞さない本格派女優として売り出していく最中に出演した作品である。特に、齢30のみずみずしい肉体を駆使して積極的に他人の夫を奪い取るキッチンでの情熱的な濡れ場は今でも伝説的なシーンとして語られている。10年ほど前に1度はDVD化され、その後廃盤になっていたこの作品が強いアンコールを受け再び復活したのだ。友人の夫(古尾谷雅人)を自室に招き入れるや繰り広げられる官能シーンをプレイバックしよう。

──禁断の関係にもはや堪え切れなくなった2人はいきなり台所で抱擁と熱いキスを交わす。純白のワンピースの上から乱暴に尻肉を揉み上げられると、黒木の張りのあるヒップが薄暗い部屋の中で白く光る。

 1度は突き放し、喉の渇きを潤そうと水道の蛇口をひねる。その瞬間、背後から男の手が黒木の両胸をがっしりとつかみ、揉み上げる。おもむろにワンピースを脱がされた黒木は、キッチンの調理台の上に抱え上げられ、ついには白いスリップ1枚に剥かれてしまう。正常位で抱かれると、白スリップの肩ヒモが外れ、中からは小ぶりな乳房の上に極小な乳首をキュリッととがらせているではないか。

「アァア~ン」

 黒木は背中を弓なりにそらすと、水道シャワーを体に浴びながら歓喜の声を何度も上げるのだった──。

「映画の撮影中に彼女とは何度も話し合いをしたが、この濡れ場も『そういうことでしたらわかりました』と躊躇することなく積極的に応じてくれました。この作品を契機に、その後、彼女が女優として大きく飛躍していった気がします」(前出・梶間監督)

 この作品では、水着姿の水泳シーン、混浴風呂でのボディ洗い、そして鬼気迫る女同士の殺戮シーンなど「三十路黒木」の妖艶さが輝く。

芸能デスクが言う。

「最近は7年ぶりとなるミュージカルで歌やダンスなどを披露していますが、テレビでは息子のヨメにいびられる母親役など、すっかり脱ぎは封印しています」

 今こそ黒木のびしょ濡れキッチン濡れ場を「濡れ場世界遺産」に登録したい。