[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「低迷期脱出ドナウブルー中心」 ツイート 2013/07/18 カレンダーが7月に変わるのを待ちかねていたかのような、猛暑の到来。近年は馬房にミストやエアコンを備える厩舎が増え、調教後の馬の過ごし方はずいぶんと楽になってきているが、それでも早朝から30度オーバーの炎天下で走らされるのは、かなりの負担に違いない。怖いのは、言うまでもなく夏負け。発熱はそれだけで1カ月以上逆戻りすることになると言われており、それが肺炎にでもつながってしまった時は、命にも関わってくる。柄は大きいけど、人間以上に繊細にできているのが馬という動物なのだ。 暑さに強いジョッキーと、そうでないジョッキーがいる。意外と感じるかもしれないが、武豊騎手は暑さにめちゃくちゃ強い。どんなに暑くても汗もかかずに涼しい顔でいられるのは特技と言っていいほどで、不快指数が90%まで上がったとしても、彼は残りの10%の中にいられるらしい。うらやましいではないか。 その武豊騎手が夏の中京開催の1週目に、珍しく額に汗を浮かべていた。「急に暑くなりましたからね。でも、おかげでおいしい名古屋メシを腹いっぱい食べられるからうれしいです」と、澄ましたもの。得意の季節を迎えて、体調はかなりよさそうだ。 最終日のメイン、中京記念は当然のように猛暑下の開催。パドックで汗をダラダラかいている馬も注意すべきだが、実はまったく汗をかいていない馬はもっと危険。汗もかけないほど暑さにやられている可能性が大きい、と覚えておかれたい。 そういう当日の気配を抜きにした予想。 一時の低迷を脱して、夏場に向けて調子を上げてきたように感じるドナウブルーを中心に据えたい。石坂厩舎は元より馬に無理をさせない方針を貫いて安定した成績をあげてきており、そういう意味でも安心して本命に推せる。 ランリョウオーは、勝ち切れないまでも安定した着順を積み重ねてきた馬。最近は調教でも常に好タイムをマークできるようになってきており、いよいよ本格化が見えてきた。 リルダヴァルも、早くから高素質を見込まれていた馬。ようやくその評価が地位に追いついてきた。 武豊のファリダットが大穴。ダート馬? いえいえ、以前は芝でこそと思われていたことを思い出すべきだ。 タグ: 中京記念,片山良三,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 7/25号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [静岡県] [香川県] [東京都] [高知県] [東京都] [東京都] [岡山県] [北海道] [富山県] [宮城県]
カレンダーが7月に変わるのを待ちかねていたかのような、猛暑の到来。近年は馬房にミストやエアコンを備える厩舎が増え、調教後の馬の過ごし方はずいぶんと楽になってきているが、それでも早朝から30度オーバーの炎天下で走らされるのは、かなりの負担に違いない。怖いのは、言うまでもなく夏負け。発熱はそれだけで1カ月以上逆戻りすることになると言われており、それが肺炎にでもつながってしまった時は、命にも関わってくる。柄は大きいけど、人間以上に繊細にできているのが馬という動物なのだ。
暑さに強いジョッキーと、そうでないジョッキーがいる。意外と感じるかもしれないが、武豊騎手は暑さにめちゃくちゃ強い。どんなに暑くても汗もかかずに涼しい顔でいられるのは特技と言っていいほどで、不快指数が90%まで上がったとしても、彼は残りの10%の中にいられるらしい。うらやましいではないか。
その武豊騎手が夏の中京開催の1週目に、珍しく額に汗を浮かべていた。「急に暑くなりましたからね。でも、おかげでおいしい名古屋メシを腹いっぱい食べられるからうれしいです」と、澄ましたもの。得意の季節を迎えて、体調はかなりよさそうだ。
最終日のメイン、中京記念は当然のように猛暑下の開催。パドックで汗をダラダラかいている馬も注意すべきだが、実はまったく汗をかいていない馬はもっと危険。汗もかけないほど暑さにやられている可能性が大きい、と覚えておかれたい。
そういう当日の気配を抜きにした予想。
一時の低迷を脱して、夏場に向けて調子を上げてきたように感じるドナウブルーを中心に据えたい。石坂厩舎は元より馬に無理をさせない方針を貫いて安定した成績をあげてきており、そういう意味でも安心して本命に推せる。
ランリョウオーは、勝ち切れないまでも安定した着順を積み重ねてきた馬。最近は調教でも常に好タイムをマークできるようになってきており、いよいよ本格化が見えてきた。
リルダヴァルも、早くから高素質を見込まれていた馬。ようやくその評価が地位に追いついてきた。
武豊のファリダットが大穴。ダート馬? いえいえ、以前は芝でこそと思われていたことを思い出すべきだ。