疾風！ボートレース「抜群の整備力！麻生慎介が大穴連打」

　ボートレースでは「2回走り」のシステムが採用されていて、1人の選手が1日2回、波乱の主役に躍り出ることがある。

　広島のA2級・麻生慎介は最近3年間に平和島に3度遠征。計25走して1着6本、2着6本の好成績を残してきたが、その中には2回走りで穴を連打したケースが少なくなかった。

　まず、ちょうど1年前の昨年7月27日第5R、4コースから谷村啓司らをまくったレースが3連単1万1890円の穴。同じ日の第12R、大外から佐竹友樹の2着を追撃、人気の石渡鉄兵らを着外に沈めたレースが3連単2万610円。

　さらに一昨年7月25日の第5R。5コースから高山秀雄の2着に食い込んだレースが1万3000円。同じ日第11R、大外一気に鎌田義らを差し切ると、これがなんと3連単10万3540円の大波乱だった。

　1日2回走りの選手が高配当を連打するのは、エンジン整備、プロペラ調整が功を奏して、出足、回り足などを一変させた場合が多い。この意味から言うと、麻生は遠征地・平和島のエンジン整備をしっかり身につけているのである。

　その麻生が7月17日（水）～22日（月）のGIII「平和島キリンカップ」を走る。今回も整備力を発揮して必ず穴党ファンを喜ばせるだろう。

　なお、麻生の次走地は7月29日～8月3日の「芦屋一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周