喰らえ！ワイルド飯「市松」

　江戸から伝わるスタミナ飯で来たる猛暑を迎い撃て！

　昭和41年から新橋駅前ビルの地下に店を構える鰻屋「市松」。現在、その自慢の味を3代目が受け継ぎ、新橋界隈のサラリーマンたちを支えている。

　お店の看板メニューであるランチの鰻丼は、国産にこだわって鹿児島、愛知三河などの上質な鰻を使用。芳醇な脂が乗っており、とろけるような柔らかさを堪能することができる。醤油、みりん、砂糖をベースに煮つめたタレは初代から継ぎ足されてきたもので、甘さ控えめのコク深い味わいは白米との相性バツグン。鰻丼はかつて900円で提供していたが、鰻の高騰により泣く泣く値上げして現在の1200円に。それでもお昼時にお客が途切れることはない。

「メインの鰻の横にひと切れ小さな身を添えるのは、サービスのつもり」

　とは、店長の気持ちのこもった言葉。値上がりしたとはいえ、文句なしのコストパフォーマンス。ちなみに2013年は7月22日が土用の丑の日。「市松」の鰻で精力をつけて今夏を乗り切れ！

市松

住所：東京都港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館 B1F　電話：03-3571-7358　営業日：11:15～15:00、17:00～21:30（土曜日ランチのみ 11:10～14:00）　休業日：日・祝日　その他のオススメ：鰻肝焼き 300円、鰻骨せんべい 450円