生涯現役“精子力”アップの処方箋(2)強精薬が無精子症の原因に ツイート 2013/08/30 男性ホルモンの分泌量をつかさどる精子力を維持するためにはどうしたらいいのか。 最近では、電車内でノートパソコンを腿の上に置いて作業する光景がよく見受けられるが、精子力の急激な減退につながるという。前出・山中医師が警告する。「精巣のベスト温度は36度以下。パソコンの放熱で精巣が温まりすぎると、精子が打撃を受ける可能性もあります。自転車通勤が精子によくないと言われるのも、長時間乗ると下半身の血流がよくなりすぎるからかもしれません。ですから保温のための下半身用インナーの着用もあまりお勧めできません。下着がブリーフ派の人は仕事中のみ着用し、ふだんはトランクスで精巣の空冷に努めましょう。また、高熱が長期間続くと精子を作る機能に障害を来すことがあると言われていますが、原因が去れば元の状態に戻ります」 さらに、山中医師は、「病院で処方される発毛治療薬の服用は厳禁」と断言する。「発毛治療薬には男性ホルモンの分泌を抑えて女性ホルモンを活性化させる働きがあります。結果、テストステロンの分泌が抑えられ、精子力も弱まるのです」 毛髪と精子力、2つ同時には手に入れられないのだ。 また、市販の強精薬も種類によっては、注意が必要だ。現在、40歳バツイチ男性Aさんは、医師から思わぬ宣告を受けたことがあったばかりだ。「今の妻が毎晩求めるので市販の強精薬を飲んで応じていました。数年後、子供が欲しいということになって、いろいろ試したのですが、一向に妊娠しない。病院で検査をしたら、無精子症と診断されました。ところが、以前のパートナーとの間には、子供が1人いるだけに合点がいかない。そこで、先生に尋ねると、強精薬の影響だと言われまして‥‥。いまだに悔やんでも悔やみきれません」 実は、Aさんが常用していた強精薬には、人工のテストステロンが含まれており、これが無精子症の原因になったという。山中医師によれば、「市販の強精薬に含有されている人工のテストステロン・プロピオネートには、自然分泌の100倍以上の力価があります。飲むと『テストステロン値が高すぎる』という信号が脳に送られ、『高すぎるなら精巣の機能を抑えよう』というネガティブフィードバックが起こり、精巣の働きが衰えて精子の数が少なくなり、最終的に造精されなくなるのです」 タグ: オナニー,女性化,無精子症,精子力,週刊アサヒ芸能 2013年 8/29号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [熊本県] [韓国] [石川県] [愛媛県] [高知県] [東京都] [長野県] [石川県] [北海道] [栃木県]
男性ホルモンの分泌量をつかさどる精子力を維持するためにはどうしたらいいのか。
最近では、電車内でノートパソコンを腿の上に置いて作業する光景がよく見受けられるが、精子力の急激な減退につながるという。前出・山中医師が警告する。
「精巣のベスト温度は36度以下。パソコンの放熱で精巣が温まりすぎると、精子が打撃を受ける可能性もあります。自転車通勤が精子によくないと言われるのも、長時間乗ると下半身の血流がよくなりすぎるからかもしれません。ですから保温のための下半身用インナーの着用もあまりお勧めできません。下着がブリーフ派の人は仕事中のみ着用し、ふだんはトランクスで精巣の空冷に努めましょう。また、高熱が長期間続くと精子を作る機能に障害を来すことがあると言われていますが、原因が去れば元の状態に戻ります」
さらに、山中医師は、「病院で処方される発毛治療薬の服用は厳禁」と断言する。
「発毛治療薬には男性ホルモンの分泌を抑えて女性ホルモンを活性化させる働きがあります。結果、テストステロンの分泌が抑えられ、精子力も弱まるのです」
毛髪と精子力、2つ同時には手に入れられないのだ。
また、市販の強精薬も種類によっては、注意が必要だ。現在、40歳バツイチ男性Aさんは、医師から思わぬ宣告を受けたことがあったばかりだ。
「今の妻が毎晩求めるので市販の強精薬を飲んで応じていました。数年後、子供が欲しいということになって、いろいろ試したのですが、一向に妊娠しない。病院で検査をしたら、無精子症と診断されました。ところが、以前のパートナーとの間には、子供が1人いるだけに合点がいかない。そこで、先生に尋ねると、強精薬の影響だと言われまして‥‥。いまだに悔やんでも悔やみきれません」
実は、Aさんが常用していた強精薬には、人工のテストステロンが含まれており、これが無精子症の原因になったという。山中医師によれば、
「市販の強精薬に含有されている人工のテストステロン・プロピオネートには、自然分泌の100倍以上の力価があります。飲むと『テストステロン値が高すぎる』という信号が脳に送られ、『高すぎるなら精巣の機能を抑えよう』というネガティブフィードバックが起こり、精巣の働きが衰えて精子の数が少なくなり、最終的に造精されなくなるのです」