[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「小倉2歳ステークスはベルカントが◎」

　今週の開催をもって夏季競馬が終了。個人的に今夏は予想が好調だったので、ラストウイークをしっかりと締めくくり、最高の形で秋を迎えたいと思います。

　WIN【4】の小倉2歳Sは、新馬や未勝利を勝ち上がったばかりの馬が出走メンバーの大半を占めそう。07年以降の傾向を見ると、前走がJRAの新馬か未勝利、かつ前走の4角を2番手以下で通過した馬は〈02239〉と勝ち切れていません。差しが決まるレースとはいえ、新馬や未勝利でハナを切れるくらいの先行力は欲しいところ。ちなみに、前走がJRA重賞かオープン特別だった馬も、その前走で4角4番手以下だった馬は07年以降〈0004〉と苦戦していました。

　注目はベルカント。前走が新馬か未勝利、かつ前走の4角を1番手で通過、かつ前走で2着以下に0.5秒以上のタイム差をつけた馬は07年以降〈4117〉と非常に安定しています。予算に余裕があれば、新馬で2着以下に0.4秒差をつけているシゲルカガやホウライアキコも押さえておいたほうがいいでしょう。

　WIN【5】の新潟記念は、08年以降に限ると単勝オッズ5倍未満の馬が〈0006〉。大きな波乱があっても驚けません。ただ、08年以降は前走でサマー2000シリーズ対象レース以外に出走していた馬が〈01133〉。また、別表で指摘したとおり先行馬も苦戦しています。こうした傾向と今年の出走予定馬を照らし合わせると、極端に手を広げる必要はなさそうです。

　楽しみなのはファタモルガーナ。新潟芝・外2000メートルで優勝経験がある馬ですし、6着止まりだった前走の七夕賞も上がり3ハロンタイムは出走メンバー中1位でした。今年の新潟大賞典で健闘したダコールも、差しの決まる展開なら上位に食い込んでくるでしょう。