楽しんご「元付き人が憤激告発」(1)包丁を握り部屋中を追いかけ回した

楽しんご「元付き人が憤激告発」(1)包丁を握り部屋中を追いかけ回した

2013/09/12

楽しんご「元付き人が憤激告発」(1)包丁を握り部屋中を追いかけ回した

「ドドスコスコスコ、ラブ注入」の一発ギャグで一世を風靡した楽しんご。その元付き人が約半年間にわたって受けた暴力行為を告発。本誌はその裏付けとなる“虐待動画”を独占入手した。問題の暴行シーンを公開配信するとともに、テレビでの乙女キャラからはうかがい知れない闇の素顔を暴く!

「今までしんご君に100発以上殴られた。暴力と暴言で徹底的に追い詰められ、奴隷のように扱われたのです」

 重い口調でそう語るのは、“オネエ系芸人”楽しんご(34)の元付き人・近藤タカシ氏(34)=仮名=だ。楽しんごがタカシ氏に対し、今年初めから7月にかけて、執拗に暴行を繰り返したことから、タカシ氏は警察署に駆け込み、被害届を提出したという。

 はたして、2人の間に何があったのか。タカシ氏が苦しい胸の内を明かした。

「しんご君と出会ったのは、昨年5月頃、知人の飲み屋で偶然会ってから。そこで意気投合して仲よくなったんです。昨年末には、『芸能とは別の仕事を考えているので、一緒に手伝ってほしい』と、ビジネスの誘いを受けた。有名人と仕事をする機会はめったにないので快諾したのですが、実際は、彼の部屋の掃除や運転など雑用を言い渡される。しかも24時間、しんご君の気分で急に呼び出され、付き人として働かされたのに、6カ月間で1円も給料が支払われませんでした」

 それだけではない。付き人になるや、タカシ氏への暴力も日常化していく。

「しんご君は、周囲に対していつもイラだっていて、些細なミスでも、『ホントに使えないよね』などと罵られました。殴られるのも日常茶飯事で、彼の鼻クソを食べさせられたこともあります。他の時には“罰ゲーム”と称して6リットルもの水をイッキ飲みさせられたこともありました。ただ振り返ってみると、今ではなぜもっと早く逃げなかったのかと後悔していますが、毎日のように罵倒されていると、正常な判断ができず、命令に応えなきゃいけないと思ってしまうのです」

 仕事でミスをすると、楽しんごはまるで“極道”のような一面も見せたという。

「ある時は謝罪だけでは気が済まなかったようで、『包丁とまな板を用意しろ』と唐突に言われ、よくわからないまま準備しました。しんご君は包丁を持ち、『ここに手を置け』と指示すると、僕の小指に包丁の刃を当て、詰めようとしてきました。僕のおびえている様子に『冗談だよ』と爆笑していましたが、本当にやりかねない怖さがありました」

 さらに、本誌は楽しんごの暴行シーンが撮影された動画を入手。そこには「ドラマ撮影のリハーサル」と称して、タカシ氏を“虐待”する生々しい映像が映し出されていた──。

 楽しんごが包丁を手に持ち、タカシ氏に向かって斬りつけたり、投げるような動作をする。逃げ惑うタカシ氏を廊下に追い詰めると、タカシ氏の左腕に包丁を何度も叩くように当てている。動画では第三者の「殺してやるって言って」などと指示をする声が入るため、ふざけているようにも見えるが、

「本当に刺すつもりはないのはわかっていても、包丁の刃を直接体に当てられるのは本当に恐怖です。この動画では刃の反対側を当てていますが、実際に刃を当てられることもありましたた」(タカシ氏)

 さらに、別のシーンではスーツ姿の楽しんごが、座っているタカシ氏の腕や腹を何発も殴っている。楽しんごの腕を抑えてやめさせようとしても、それを振り払い、今度は顔を何度も強く押し続ける。

「しんご君がふざけて僕を殴っているように見えるかもしれませんが、その力はとても強く、顔が腫れたり口の中が切れることもありました」

 これが常態化されているならば、先のタカシ氏の証言のように「正常な判断ができず、命令に応えなければ」という心理状態になるのもうなずける。その様子は本誌配信の動画で確認していただきたい(動画は期間限定。ページ下のQRコード、または、アドレスを入力してアクセス)。

 楽しんごの異様な仕打ちは数知れず。今年2月には、常軌を逸した行動にも出ている。

「しんご君の友人が亡くなり、通夜に参列するため東京駅に迎えに来るよう指示されたことがありました。そこでしんご君から『厚木まで30分で行け』とムチャな要求をされたんです。焦ったこともあったんですが、ガソリンの残量に気づかず、高速道路でガス欠になってしまったんです」

 幸い、通夜には間に合ったというが、怒りの収まらない楽しんごは、その日の夜、タカシ氏を家に呼び出したという。

「ガス欠の件をさんざんなじられたあと、『謝られているだけじゃ納得いかない。今日、僕いっぱい出るからそれ飲みなよ』と。戸惑っていると、『おしっこに決まっているだろ。僕の、飲みたいでしょ』と言ってトイレに駆け込んで行ったのです」

 戻ってきた楽しんごの手には、2リットルのペットボトルに4分の1ほど尿が入っていた。タカシ氏は以前、雑談中に楽しんごが「おしっこを飲んでもらうのが夢」と話していたことを思い出し、本気だったことを悟ったという。

「リビングで正座して、飲まされました。しんご君はせせら笑って見ていて、尿を飲み干したあとにトイレで吐いたら、『吐くんじゃねえ』とどなられました」

 異常とも言える要求は、これを機にますますエスカレートする。