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スケベ産業は壊滅する(2)違法地下デリヘルが激増する | アサ芸風俗

スケベ産業は壊滅する(2)違法地下デリヘルが激増する

スケベ産業は壊滅する(2)違法地下デリヘルが激増する

2013/09/27

スケベ産業は壊滅する(2)違法地下デリヘルが激増する

 実は最近、スケベ産業に対する不気味な動きがあった。社会部記者が語る。

「9月6日、16歳の少女を風俗店で働くように勧誘したとして、スカウトグループ『タレントバンク』の社長が逮捕されました。同社は2年間で約3億円を稼ぎ、あっせん業界でもかなりの大手でした。同時に、そこから紹介を受けていたソープランドの経営者も逮捕されています」

 そもそも風俗と警察はイタチごっこを続けてきた。戦後できた「赤線」と呼ばれる売春地域は58年の売春防止法によって撲滅された。赤線は徐々に非合法の「青線」という飲食店での売春になり、それが消えると路上に街娼が立って客を引く「立ちんぼ」へと形態を変えてきたのだ。前出・久田氏が語る。

「スカウトを摘発すれば女の子は集まらなくなります。いなくなれば、赤線の例でも明らかなように非合法に傾いていくのは当然のことでしょう。浄化によって都市から外国人を追い出しました。しかし、長野など条例が厳しくソープランドがないところでは、非合法な連れ出しスナックで外国人がカラダを売るようになったのです」

 違法地下デリヘルとでも言うべき風俗店の激増が予想されるのが、東京外郭部である。新宿から電車で20分ほどの距離にある錦糸町では、すでにその傾向が見えるという。現地の風俗店従業員が語る。

「現在、錦糸町はフィリピン、中国、ロシアなどの不法外国人天国となっています。酔って公園で寝ていると外国人から財布を盗まれる事件が多発しています。外国人の風俗店でマッサージを受けている時に携帯の中のSIMカードを抜き取られ、転売される事件も増えています」

 錦糸町でいまだに行われているのが「ぼったくり」と呼ばれる不正行為である。サービスに対して、相場より大幅に上回る価格を請求する行為だが、昨今ではその形態に変化が表れているというのだ。前出・久田氏が解説する。

「00年に東京で制定された『ぼったくり防止条例』の影響で、現在では『半ぼった』という形になっています。泥酔した客に酒1杯で2万円ほど請求します。判断能力を失った被害者が『まぁいいや』と考える程度の額を突きつけ、被害届が出ないようにしているのです」

 肉体的なサービスだけではなく、浄化の名を借りて「エロ本」をコンビニの店頭から撤去させる動きもある。

 警察権の拡大や暴走に対して警鐘を鳴らすのはジャーナリストの大谷昭宏氏だ。

「本来は令状がなければ身体装検はできないのに、今でも警察はやっています。場合によっては法律を改正して、令状なしでやれるようにするかもしれません。相当住みづらい東京になる可能性があります」

 文化さえ根絶やしにしかねない浄化の果てには、五輪そのものが市民からそっぽを向かれる未来が待っているという。

「こんな息苦しい思いをするならやめたほうがいいと市民が思えば、ロンドン五輪のようになるでしょう。ロンドンではバカバカしいから市民がスタジアムに行かなかった。ガラ空きになって、見栄えが悪いから軍隊を並べました」(前出・大谷氏)

 警備に当たる警察官がスタジアムを埋め尽くす五輪など、世界に恥をさらすだけではあるまいか。