実録!「売春主婦」昼下がりのワリキリ欲望(4)現役デリヘル経営者が明かす「股を開く」女の本音

実録!「売春主婦」昼下がりのワリキリ欲望(4)現役デリヘル経営者が明かす「股を開く」女の本音

2013/10/31

実録!「売春主婦」昼下がりのワリキリ欲望(4)現役デリヘル経営者が明かす「股を開く」女の本音

「時短・高収・出勤自由」に魅力を覚え、デリヘル妻が増えている。初めて会う男の前で「股を開く」彼女たちの本音を現役風俗店オーナーが明かした。

 風俗店の扉を叩く女性の99.9%はお金が目的ですよ。むしろお金に困らなかったらデリヘルなんて思いつかない仕事ではないでしょうか。少し前までは、住宅ローンの返済ができないなどの借金苦がきっかけでした。今は借金することもできず、単に生活費を稼ぐために風俗で働くことを決心したという人が多くなっています。中には財布の中に、1000円札が1枚しか入ってない状態で私のところを訪れる女性もいます。中には、個人で援助交際をやったものの、山に捨てられたり、痛い目にあって、ウチのようなちゃんとした風俗店を選ぶ女性もいます。

 こう話すのは、中国地方最大規模の風俗店「カサブランカ」グループの代表・長谷川華氏だ。彼女自身、29歳の時に子持ちシングルマザーとなり、電気・ガスなどを止められた末にデリヘル嬢に転身した経歴を持っている。

 自分の体つきに自信がない、旦那ともあまりセックスしていない、相手の男性を満足させられるだろうかなど、最初に店を訪れる女性は、誰もが不安でいっぱいの様子です。面接前に相当、悩まれてから来られるのですが、最後はやはり生活のためと決意されるのだと思います。

 ウチの店では、実技講習というものを行っていません。ただ、部屋に入ってからの行為に関しては、きっちり説明します。

 どれだけ覚悟していても、普通の主婦にとって初めてお客さんの前で裸になるのは恥ずかしいもの。「電気を消して」「部屋を暗くして」「あんまりカラダをジロジロ見ないで」とモジモジしてしまうものなんです。その点について、店では特に指導していません。男性のほうだって洋服をパッパと脱いでしまうより、顔を赤くしている女性のほうがそそられるでしょ(笑)。

 私の店では、彼女たちに当たり前のことを当たり前にすることを心がけてもらっています。例えば、部屋に上がる時に靴をそろえる、男性の洋服をハンガーにかける‥‥今の時代は、そういう当たり前のことができない人が多いので、こうしたことで男性は喜ばれるのだと思います。

 私の印象では、風俗にテクニックを求められる方は店舗型のヘルスやソープなどに行かれる傾向が強く、デリヘルに来られるお客様の多くは、ふだん妻や恋人が見せない女性の恥じらいや、真心を求めていらっしゃる気がします。

 一度脱ぐ一線さえ越えてしまえば、この仕事は女性にとって一石三鳥だと思います。女性たちは、お金だけじゃなく、体も心も満たされます。初仕事を終えるまではみんなドキドキしていますが、終わったあとはみんな楽しそうに帰ってきますから。

 広島を皮切りに岡山、大阪、三重、香川など店舗を拡張し、現在では計800人を超える在籍嬢を抱える長谷川氏が、昨年新しくオープンさせたのは「五十路マダム」だ。

 募集をかけてみたら、これまでデリヘルなんて考えもしなかったような40代後半から60歳までの女性が、アッという間に応募してきました。お客さまは、お母さん像を求める20代の男性や、若い娘では話が合わないという年金世代です。圧倒的な支持があり、実はいちばん稼働率が高い人気店になりました。この50代の女性こそがいちばん働き口がなく、お金に困っているんです。これからも、こうした女性たちに働く場所を提供していきたいと思っています。

◆プロフィール 長谷川華 29歳の時にシングルマザーからデリヘル嬢へ転身。その後、みずからの手で広島デリヘル「カサブランカ」を立ち上げる。“まごころ接客”を売りに「モザイクな奥様」「マリーマリー」など人妻専門デリヘルなど16店を展開中。著書に「ママの仕事はデリヘル嬢」(ブックマン社)がある。