広末涼子 「直木賞作家作品」映画で初のフルヌードか?(2) ツイート 2014/01/08 広末は過去の出演映画でカラミや濡れ場こそ演じているが、いずれも「際どいシーン」で終わっている。若月氏が解説する。 「例えば『ゼロの焦点』での入浴中のカラミや、『秘密』では小林薫にパンティを脱がされる場面もありましたが、ヌード全開は一切なし。『ヴィヨンの妻』が最も過激でしょうが、それでも男と抱き合いながらの正常位で、顔と肩、胸元までしか露出していません」 それがついに乳首解禁となれば、話題性は抜群。原作、そして入手した脚本をもとに、問題のシーンを誌上上映してみよう。 舞台は豊臣時代、京都・北野天満宮の門前で200人近くの芸妓、舞妓を抱える上七軒という花街。その舞妓のトップに君臨し、ただひとり「北野太夫」を名乗れる富子が広末の役柄である。 富子はある日、武将のお供でやってきた無骨な結師、源四郎に恋をする。結師とは、鍵のなかった時代に、貴重な物をしまった入れ物にヒモの結びをつけて鍵の代わりにする際の、結び職人のことだ。結師による複雑かつ特殊な結びは素人にはほどけず、どうにかほどいて中の物を盗み出しても、元のように結び直すのは不可能。それゆえ誰かが開けたことがバレてしまい、盗みをためらわせる効果があったという。 富子のたっての願いで源四郎に結びを習い始めると、しだいに2人の距離は縮まっていく。 そんな時、川で精霊流しを2人並んで見ていたところ雨天となり、源四郎が蓑をかざすが──。 脚本には次のようなくだりが描かれている。 〈戻ってきた、ずぶ濡れの富子と源四郎。雨は相変わらず激しく、冷えて震えている富子。 源四郎「‥‥(それを見てとり) 富子をいきなり抱き上げると部屋に入っていく。 富子「!‥‥」 (中略) 源四郎が入れたらしき行燈の明かり。富子の帯を解き、小袖を脱がす源四郎。 富子「恥しゅおす。自分でしますさかい」 が、そう言いつつも富子の震えは止まらない。富子の着物を脱がせていく源四郎。 源四郎「‥‥」 富子、全裸にされてしまい、夜具に寝かされる。源四郎、意に介さず自分も全裸になり、素早く富子に添い寝すると、肘を立てて富子を庇い、肌と肌をすりあわせる〉 ついにここで広末の乳首が開陳されるのだ。そして富子は悦楽の世界へと入っていく。脚本を読み進んでみよう。 〈富子「‥‥(次第に暖かさを感じ始める)」 富子、源四郎の胸にクルス(十字架)の刺青があるのに気づく。 富子「これ‥‥」 源四郎「(その深く暗い目つき)‥‥」 富子「‥‥(それを感じて)‥‥」 源四郎「(何か言いたげに富子を見つめる)‥‥」 富子「‥‥」 富子、愛おしげに、そのクルスの刺青に口づけする。 源四郎「‥‥」 富子を抱く源四郎。次第に激しくなる二人〉 脚本には、2人がどのように激しく愛し合うのかの記述はない。恐らく撮影現場では監督が指示を出すのだろう。しかし──。 タグ: 十川雅志,安部龍太郎,小林薫,広末涼子,恋七夜,福原進,週刊アサヒ芸能 2014年 1/2・9合併号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [東京都] [三重県] [北海道] [静岡県] [栃木県] [北海道] [石川県] [北海道] [新潟県] [富山県]
広末は過去の出演映画でカラミや濡れ場こそ演じているが、いずれも「際どいシーン」で終わっている。若月氏が解説する。
「例えば『ゼロの焦点』での入浴中のカラミや、『秘密』では小林薫にパンティを脱がされる場面もありましたが、ヌード全開は一切なし。『ヴィヨンの妻』が最も過激でしょうが、それでも男と抱き合いながらの正常位で、顔と肩、胸元までしか露出していません」
それがついに乳首解禁となれば、話題性は抜群。原作、そして入手した脚本をもとに、問題のシーンを誌上上映してみよう。
舞台は豊臣時代、京都・北野天満宮の門前で200人近くの芸妓、舞妓を抱える上七軒という花街。その舞妓のトップに君臨し、ただひとり「北野太夫」を名乗れる富子が広末の役柄である。
富子はある日、武将のお供でやってきた無骨な結師、源四郎に恋をする。結師とは、鍵のなかった時代に、貴重な物をしまった入れ物にヒモの結びをつけて鍵の代わりにする際の、結び職人のことだ。結師による複雑かつ特殊な結びは素人にはほどけず、どうにかほどいて中の物を盗み出しても、元のように結び直すのは不可能。それゆえ誰かが開けたことがバレてしまい、盗みをためらわせる効果があったという。
富子のたっての願いで源四郎に結びを習い始めると、しだいに2人の距離は縮まっていく。
そんな時、川で精霊流しを2人並んで見ていたところ雨天となり、源四郎が蓑をかざすが──。
脚本には次のようなくだりが描かれている。
〈戻ってきた、ずぶ濡れの富子と源四郎。雨は相変わらず激しく、冷えて震えている富子。
源四郎「‥‥(それを見てとり)
富子をいきなり抱き上げると部屋に入っていく。
富子「!‥‥」
(中略)
源四郎が入れたらしき行燈の明かり。富子の帯を解き、小袖を脱がす源四郎。
富子「恥しゅおす。自分でしますさかい」
が、そう言いつつも富子の震えは止まらない。富子の着物を脱がせていく源四郎。
源四郎「‥‥」
富子、全裸にされてしまい、夜具に寝かされる。源四郎、意に介さず自分も全裸になり、素早く富子に添い寝すると、肘を立てて富子を庇い、肌と肌をすりあわせる〉
ついにここで広末の乳首が開陳されるのだ。そして富子は悦楽の世界へと入っていく。脚本を読み進んでみよう。
〈富子「‥‥(次第に暖かさを感じ始める)」
富子、源四郎の胸にクルス(十字架)の刺青があるのに気づく。
富子「これ‥‥」
源四郎「(その深く暗い目つき)‥‥」
富子「‥‥(それを感じて)‥‥」
源四郎「(何か言いたげに富子を見つめる)‥‥」
富子「‥‥」
富子、愛おしげに、そのクルスの刺青に口づけする。
源四郎「‥‥」
富子を抱く源四郎。次第に激しくなる二人〉
脚本には、2人がどのように激しく愛し合うのかの記述はない。恐らく撮影現場では監督が指示を出すのだろう。しかし──。