[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「東京芝1800m以下はフジキセキ産駒」

　東京芝には、ここ3年ほど毎年プラス収支を実現した恐ろしく簡単な馬券術があります。

「東京芝1800メートルよりも短い距離でフジキセキ産駒の複勝を買う」

　たったこれだけで、11年の複勝回収率は126％のプラス収支。的中率は32％。12年は複勝回収率122％。的中率28％。13年も複勝回収率159％。的中率34％。3年連続大幅プラス収支。3割近い的中率を実現したのです。

　フジキセキは「直線の長い芝での、スピードの持続力比べ」に強い産駒が出やすいセールスポイントを持っています。すごく簡単に言ってしまえば「東京高速芝1400メートルや1800メートルならば、ディープインパクトよりも優れた産駒が多く出る」のがフジキセキの特徴です。

　例えば、昨年5月19日のフリーウェイS。HPの勝負レースに選び3連単713倍を的中することができました。8人気の人気薄ながら3着に突っ込んだネオザウイナーはフジキセキ産駒。一方、1人気に推されながら9着に沈んだオコレマルーナはディープインパクト産駒。このレースではディープ産駒が3頭出走していましたが、全て馬券圏外に沈みました。

　また、昨年末の東スポ杯2歳Sではフジキセキ産駒のイスラボニータがレコードタイムで優勝。このレースもディープインパクト産駒のサトノアラジンが1.8倍の断然人気に支持されましたが、馬券圏外の5着に。

　フジキセキはディープインパクトと同じサンデーサイレンス産駒。そして、現役時代は皐月賞を前に4戦無敗で引退。「幻の3冠馬」と言われたため、クラシックのイメージが強いのですが、実は「スプリント志向の強い異質なタイプ」なのです。だからこそ、2～3歳限定戦や芝1400～1800メートルの体力勝負、スピードの持続力勝負に強い産駒が多く出るのです。

　こうした特徴はディープインパクトやサンデー直子で「クラシックで結果を出しているタイプ」とは一線を画する「異質の才能」でもあります。

　共同通信杯はサンデーサイレンスも直子は1勝のみ。ディープ産駒も今のところ10頭出て未勝利。フジキセキのような「異質のサンデー系」を狙いたいレースです。

◆プロフィール　亀谷敬正（かめたに・たかまさ）　テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HP公開中。推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「血統ビーム黄金ガイド」（ガイドワークス）が好評発売中。