[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「芝1400m重賞のディープ産駒は消し」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「芝1400m重賞のディープ産駒は消し」

2014/03/13

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「芝1400m重賞のディープ産駒は消し」

 芝1400メートル重賞を勝利したディープインパクト産駒は、今まで1頭のみ。3人気以内に10頭支持されましたが1頭も勝ち馬はいません。また、重賞以外でもディープ産駒は芝1400メートルで人気を背負って消えるケースは多発します。

 ディープ産駒が苦手とする1400メートルを得意とするのがダイワメジャーです。ダイワメジャー産駒の芝1400メートル重賞の複勝率は36%。単勝回収率は132%。複勝回収率は157%。芝1400メートルでは人気のディープを消してダイワメジャーを買えば、好配当が簡単に当たってしまうケースもけっこうあります。

 例えば、先日の2月10日、18日の東京12Rは、どちらも1400メートルのレース。どちらのレースも4人気以内に2頭ディープ産駒が支持されて全て馬券圏外に沈みました。そして、1、2着はどちらのレースもダイワメジャー産駒。馬連は117倍の万馬券と12倍。このように1400メートルでは人気のディープを嫌い、ダイワメジャーを狙う戦術は有効なのです。

 と、先日行われた阪神Cでも話題にあげ、1人気のディープ産駒ダノンシャークがみごとに馬券圏外に沈んだのですが、馬券はハズレ。人気薄のディープ産駒が3着に走ってしまったからです。

 それでもボクは、芝1400メートル重賞では、ディープ産駒よりもダイワメジャー産駒。ダイワメジャー産駒と同じ短距離適性の高い「Pサンデー系」や、ダート適性の高い「Dサンデー系」(サンデー系のタイプについてはHP参照)を狙いたいですね。

 阪神芝1400メートルで行われるフィリーズレビューも、昨年の勝ち馬(スズカマンボ)はサンデー系の中ではマイナーなスズカマンボ産駒。2着もマイナーサンデーのブラックタキシード産駒。いずれもサンデー系では「Dサンデー系」に属するタイプ。

 つまり、ディープ産駒が走らないような条件は、要求される能力が主流とはズレて、ダートのような適性が要求されることがあるから「Dサンデー系」が上位を独占して好配当になるわけです。

 今年出走を予定しているリアルヴィーナスは「Dサンデー系」のネオユニヴァース産駒。母父ロックオブジブラルタル、母母父はロイヤルアカデミー。どちらも欧州の芝短距離ならディープにも負けず劣らずの名血。日本の主流血統が走りづらいこの条件なら買いです。

◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ) テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HP公開中。推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「血統ビーム黄金ガイド」(ガイドワークス)が好評発売中。