[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「先行有利の馬場ならウインフルブルーム」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「先行有利の馬場ならウインフルブルーム」

2014/04/17

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「先行有利の馬場ならウインフルブルーム」

「2歳G1の朝日杯FSは皐月賞とは近いけれども、ダービーとは遠い関係のレース」

過去6年の皐月賞は、そんな簡単な話を知っているだけでもプラス収支にはなります。08年以降(東京開催の11年除く)、中山で行われた皐月賞は「朝日杯FS3着以内馬」を買うだけで単勝回収率231%。複勝回収率175%。昨年も朝日杯FS勝ち馬のロゴタイプが1着。2着のコディーノが3着に。

つまり、皐月賞は小回り適性。マイルの流れをみずから動いてスピードを持続する能力が重要なレースなのです。

一方、ダービーは、朝日杯FS好走馬が馬券にならないレース。昨年も皐月賞1、3着のロゴタイプ、コディーノはダービーでは馬券圏外に沈みました。過去5年の朝日杯FS3着以内馬でダービーでも馬券になったのはローズキングダムだけです(この唯一の例外馬をダービーで本命にしたのですが、その理由はダービーの時にでも)。

皐月賞はダービーで要求される「直線でスピードを出す能力」よりも、朝日杯FSで要求される「スピードの持続性や小回り適性」が要求されやすいからこそ、朝日杯FS好走馬の期待値が高いのでしょう。

もっとも、朝日杯FSで3着以内に走った馬が全て馬券になるわけではありません。だからこそ、取捨選択をすれば、期待値をさらに上げることもできます。

皐月賞で朝日杯FS組を買う際のポイントは「先行馬の残りやすさ」と「サンデーの血」です。朝日杯FS3着以内馬で「父か母父サンデー系」だった馬は、5頭出走して4頭が3着以内に走っています。短距離血統が有利なレースで、中距離血統ながらも3着以内に走れた馬は皐月賞でも好走確率が高いのです。

また、先行馬が残りやすい馬場のほうが好走確率が上がります。昨年の皐月賞もレコードが出る高速馬場になり、4コーナー5番手以内の馬が1─3着を独占。朝日杯FS3着キャプテントゥーレが勝利した08年もインコース、先行馬有利の馬場状態でした。

今年の皐月賞で、朝日杯FS3着以内馬のサンデー系はウインフルブルーム。馬場を見極めたうえでの予想はホームページで。

◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ) テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HP公開中。推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「血統ビーム黄金ガイド」(ガイドワークス)が好評発売中。