叩いて、擦って、握りしめる「勃起ビルド体操」でシニアの血流が蘇る!(3)

叩いて、擦って、握りしめる「勃起ビルド体操」でシニアの血流が蘇る!(3)

2014/05/02

叩いて、擦って、握りしめる「勃起ビルド体操」でシニアの血流が蘇る!(3)

しかし、一般的なトレーニング同様、ドクドク、ビンビンの下半身を蘇らせるには、食事も重要。栄養補給により性のスタミナをアップさせることも欠かせないと秋好氏は力説する。

「特にオススメしたい食材がその生命力、繁殖力の高さから『今日葉をつんでも、明日には新しい芽が出る』と言われるアシタバ。主要な産地である伊豆大島や八丈島では“チン勃ち草”と呼ばれるほど、精力増強の薬草として重宝されています。アシタバに含まれているカルコンという生成物質の作用により、血管が拡張して、血流が改善。『アシタバの天ぷらソバ』は、最高の滋養強壮飯。アシタバとソバに含まれるルチンのW効果により血管が頑丈になり、ドロドロの血液がサラサラになり、ドクドク感もアップします」

おひたしや天ぷらなど、明日からでも献立に追加できる気軽な食材と言えよう。他にもある。

「アシタバと同じセリ科のセロリは、古代ローマでも強壮剤として上流階級に献上されていました。代謝をよくするビタミンA、さらにストレスに対する抵抗力をつけるビタミンCが豊富に含まれている。代謝の向上、ストレスの軽減により免疫力が高まり、全身からパワーがみなぎり、良質な精子が大量にできるようになります。また、セロリに含まれるアンドロステロンと呼ばれる物質には、女性を興奮させる効果がある。積極的に摂取することで性的魅力が増すんです。青臭ければ青臭いほど、アンドロステロンがたくさん含まれているといいます。またセロリは、茎よりも葉のほうが栄養価が高い」

男性は熟したほうが好まれるが、青臭さも不可欠なようだ。いずれにせよ、“下半身に効く”食材の共通点として、秋好氏は「独特の風味」をあげる。

「アシタバ、セロリの他にもピーマン、ゴーヤなど、香りや食感にクセのある食材には精のつくものが多い。ピーマンやゴーヤの苦味成分には、肝機能を高め、体の細胞を若返らせる抗酸化物質が含まれるため、特に栄養価が損なわれにくい生の状態で食べると勃起力の向上が期待できます」

お茶の間の食卓では地味な脇役扱いの薬味も“勃起力”の観点から見ると、横綱級の万能食材となる。

「パセリやパクチー、ミョウガ、ショウガ、シソ、大葉…などの脇役食材にも抗酸化物質が多く含まれる。それらを摂取することで体中にたまった老廃物が排出され、体内の浄化が進み、生きのいい精子が出来上がりやすい体質になります。また、これらの食材には加齢臭を抑える効果もあります。精子の主成分である亜鉛を含んだアワビやカキ、ホヤなどの貝類も元気な精子を作るために積極的に摂取したい食材です」

食事と体操を少しずつでも取り入れれば、明るいセックスライフが待っている。生涯、フニャチン知らずも夢ではない。