人気AV女優11人を襲った「無修正くぱぁ」大量流出の超卑劣手口（3）

お姉さん系女優として人気の並木優もスチール撮影時の動画が流出した。が、そこでは、無修整映像ならではの“ハプニング”的瞬間も目に飛び込んできた。

「パシャッ、パシャッ」
と、カメラのシャッター音が響く中、1人がけのソファに座って全裸でスチール撮影されている並木。動画を回していたカメラは陰部をズームアップ。と、秘唇から白いモノが見えていた。生理用品のようだが、

「発売用の作品では、モザイク処理するため現場では問題ない、と判断したようですね」（AV事情に詳しいプロダクション関係者）

このように人気女優たちの無修整動画の詳細を検証するほどに、その悪質さが際立つが、それにしても、動画を流出させた「犯人」は誰なのか。

井上氏はこう予測する。

「一つには、制作に携わったスタッフや関係者がパソコンで作業をしているうちに、『暴露ウイルス』に引っ掛かったおそれがある。感染するとパソコン内部の情報が第三者の不特定多数に見られてしまい、その動画をたまたま入手した人が、金銭目的でサイトに売った可能性は否定できません」

もう一つ考えられるのは、制作に関わった関係者の線だという。

「撮影現場ではスタッフの他にも、ライターやスチールカメラマンなど、出入りが多い場合があります。そんな中で隠し撮りされてしまって、制作会社とギャラで揉めた時に動画投稿サイトに流して“復讐”する人物もいると聞いたことがあります」（井上氏）

その一方で、ネット上ではもともと「裏ビデオ」として流通するために撮っていたのではないかという憶測まで流れている。そうした声について、プロダクション関係者は、こう言って否定する。

「確かに女優が高額な報酬を目的に、意を決して、海外のサーバーを利用し販売するという法的にグレーな『裏作品』に出演するケースはある。しかし裏とはいえ、事前に説明したうえで契約書を交わしてから撮影に入るし、その際、支払われる女優のギャラは1本当たり200万円ほどです。でも、今回の映像はどう見てもそうしたものではなく、女優たちは紛れもなく被害者です。制作側にとっても今回の流出騒動は痛手で、無修整作品が出れば、モザイク処理された過去作品や新作の売り上げに多大な影響を及ぼしますから」

大きな「傷跡」を残した形の今回の流出騒動。現状では泣き寝入りするしかない卑劣な行為への一刻も早い有効な対抗策が望まれる。