[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「“人気の質”を見極めて設けろ」

馬券において重要なのは、購入する馬券の価値、すなわち人気＝オッズを知ることです（どんな名騎手や調教師も牧場関係者も、競馬の結果は完璧にわかりません。だから、馬券はオッズを見て期待値の高い馬を買うしかないのです）。

そして「人気」には大きく分けて「一般票」と「マニア票」の2つのパターンがあります。この2パターンの「人気の質」を知ることは、馬券で勝つためには重要です。

例えば、競馬場やウインズにいる人全員に「今日はどの馬が勝ちますか？」とアンケートをしたら5番目の人気だったとします。そして馬券のオッズも5人気。これは「一般票」の影響が強い馬です。

一方、同じようにアンケートを取ると10番目の人気。けれども馬券の人気順は5位。これが「マニア票」です。一般的な平均購入額の数十倍以上の金額を投入するマニアプレイヤーに人気の馬です。

このように、同じ5人気の馬でも「一般票」が多くを占める5人気と「マニア票」の影響が強い5人気では「人気の質」が明らかに違います。

馬券で恒常的に勝つプレイヤーは、結果的に「マニア票」の影響が強い馬を買っているのです（マニア自身がオッズを下げるので当然ですが）。

マニア票は、亀谷ホームページで無料公開中の「推定人気順位」を見れば簡単に発見できます。「推定人気順位」とは、競馬専門紙を特定のパターンで数値化されたものです。当日のオッズの平均90%以上は「一般的な競馬新聞の見方」で形成されます。よって、専門紙を全て購入し、特定のパターンで解析すれば当日のオッズは90%以上で当てることができます。

つまり「推定人気順位」よりも「当日人気順位」が著しく高い馬は、ほぼ「マニア票」が入っているわけです。「推定人気順位」が8位以下にもかかわらず、当日5人気以内に支持された「マニア票」の割合が高い馬は、表のように結果的にプラス収支になります。

もちろんボクは、マニア票だからという理由で馬券を買いません。ただ、結果的にボクの本命馬はマニア票になってしまいます。ちなみに、今年の単勝回収率は139%。7カ月連続プラス収支です。

小倉記念のメイショウナルトは、昨年ほどマニア票は入らないはずです。

◆プロフィール 亀谷敬正（かめたに・たかまさ） テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com。推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「血統ビーム黄金ガイド」(ガイドワークス)が好評発売中。