[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「メンバー手薄ワンアンド連軸」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「メンバー手薄ワンアンド連軸」

2014/09/25

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「メンバー手薄ワンアンド連軸」

ダービー馬ワンアンドオンリーが出走するとはいえ、今年の神戸新聞杯のメンバーは薄い。前週のセントライト記念に皐月賞馬イスラボニータをはじめ、近年では最も濃厚なメンバーがそろっていただけに、なおさらそう感じてしまう。

関西馬が強いと言われ始めたのは、91年に坂路の申し子と言われたトウカイテイオーがダービーを勝った時からだ。それ以来、ダービーは関西馬の22勝2敗という圧倒的な星の偏り。トウカイテイオー以前はというと、関東馬が前年までの8連勝を含む15勝3敗と、逆に圧倒していたのだから、91年の区切り説は相当有力だと思っている。

そうした積み重ねがあって、菊花賞トライアルとしての東のセントライト記念、西の神戸新聞杯の存在感は、明らかに後者が圧倒していたものだ。強者は神戸新聞杯を選択し、そうでない者はセントライト記念で空き巣を狙う。そのイメージが強かっただけに、今年の逆転現象は潮目が変わる合図なのかと思ったりもする。

要因はわからない(91年のそれは、栗東の坂路効果という明らかな要素があった)が、2歳戦は今のところ関東馬が優勢。ダービー馬の行き先が東に変われば、長いこと続いている西高東低の気圧配置も解けるかもしれない。

さて、目先の馬券の話。断然人気になるワンアンドオンリーの仕上げはようやく85点まできたというところだろう。もともとが叩き良化タイプで、休み明けから気配をギラギラさせてくる馬ではない。つけいる余地は十分ありそうなのだが、冒頭に書いたように今年はメンバーが薄い。勝たなくてもいいと思っていたのに、やっぱり勝っちゃったということもありそうだ。連軸という意味で◎はここに打つことにした。

この夏あたりから、冠「サトノ」の馬たちが上のクラスでも動けるようになってきた。まだまだ値段に見合う活躍はできていないが、夏の上がり馬サトノアラジンが、ここでダービー馬に迫るシーンがあってもいい。

トーセンスターダムは武豊騎手とコンビ継続。皐月賞前のスターの雰囲気を取り戻す走りが見たいが、気配は80点程度だ。

ウインフルブルームは、細いぐらいの体で栗東に帰厩。正直、これではどうなんだろうと思ってしまう。今回だけは軽視だ。