[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ユールシンギングの変わり身◎」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ユールシンギングの変わり身◎」

2014/09/25

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ユールシンギングの変わり身◎」

先週に続き、今週もG2が2レース施行されます。

WIN【4】の神戸新聞杯はオープンクラスでのレースぶりがポイント。阪神芝2000メートルや中京芝2000メートルで施行された年を含む04年以降の傾向を見ても、JRAの重賞かオープン特別において1着となった経験がない馬は〈0 4 4 76〉、出走メンバー中1位の上がり3ハロンタイムをマークした経験がない馬は〈0 4 4 79〉と、それぞれ勝ち切れていません。また、夏場のレースを使った馬や前走で大敗を喫した馬も苦戦気味です。

中心はやはりワンアンドオンリー。日本ダービーの優勝馬は04年以降〈4 2 0 0〉、日本ダービーで出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイムをマークした馬は04年以降〈7 4 1 2〉と安定しています。他にG1で善戦経験があるのは、脚質がこのレースに向いていなさそうなウインフルブルームくらい。今回は相手関係にも恵まれました。

WIN【5】のオールカマーは臨戦過程に注目したい一戦。近年は休養明けの馬や夏場のレースで結果を出せなかった馬が優勢です。順調そうに見える馬を信頼しすぎないよう心がけるべきでしょう。

なお、今年の2~3回新潟芝2200メートル(9月14日終了時点)は、3歳以上のレースに限ると、JRA、かつ2000~2200メートルのレースで優勝経験のなかった馬が〈0 1 1 19〉。距離適性が鍵と言えます。

また、前走がJRAの平地競走、かつ前走の上がり3ハロンタイムが出走メンバー中7位以下だった馬も〈0 0 0 21〉と信頼できません。

注目はユールシンギング。11着に終わった前走も上がり3ハロンタイムは出走メンバー中6位タイでしたし、休養明け2戦目の今回は変わってくるでしょう。

◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや) 「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「一口馬主の愉しみ(競馬道Online新書)」(スタンダードマガジン)が好評発売中。