[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「グランプリボスが波乱の主役」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「グランプリボスが波乱の主役」

2014/10/02

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「グランプリボスが波乱の主役」

12年ぶりに新潟で開催されるスプリンターズS。といっても、1200メートルを当地名物の直線コースでやるには長さが少しだけ足りず、舞台装置は内回りの平坦な半周戦。まだしも外回りなら最後の直線の攻防が659メートルも楽しめたのだが、内回りは359メートル。もったいないなあ、という気持ちが先に立ってしまう。

新潟の直線1000メートル戦なら、セイコーライコウが最強だ。韋駄天S、アイビスサマーダッシュの両レースの勝ちっぷりはまさに次元が違うそれで、歴史上の最強と個人的には思っている。

しかし、その二つのビッグパフォーマンスの間に挟まれた函館スプリントSは、がっかりするほど平凡な4着敗退。不利な外枠を引いて、追走に余裕がなくなり伸び切れなかったという内容は、別馬かと思うほどだった。折り合っていい脚を使うというより、結局は一息で走ってしまう馬なのだ。今回、1番から4番までの枠なら大きく見直すべきだが、それより外を当てられてしまったら思い切って軽視。シルシは★ということにさせてもらう。

そうはいっても、ロードカナロアが引退したあとのスプリント界は明らかなレベルの低下に悩んでいる。強いように見えたコパノリチャードも、弱い時は弱い。それはハクサンムーンにしても、ストレイトガールにしても同じことが言える。つまり、人気に支持されるほどの信頼感はないということなのだ。

それなら、力はあるのに人気がないという馬を狙ったほうがずっといい。グランプリボスだ。安田記念は16番人気でジャスタウェイのハナ差2着。そこから4カ月も過ぎてしまったので、またまた忘れ去られた存在になっているわけだが、もとよりG1を2勝している実力馬であることを思い出してほしい。

ローブティサージュは、いまだに毎朝の馬場入りに目隠しが必要なほどの気難しさだが、この距離の適性は明らか。集中力がちょうどもつようで、ここでもチャンスはある。

レッドオーヴァルも、この距離に転向してから内容が安定してきた。この馬も、もともとはG1級だ。

基本的に荒れ模様と見て、馬券は大穴に目を配りつつ手広く買うつもりだ。