[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「外差し馬場ならレッドオーヴァル」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「外差し馬場ならレッドオーヴァル」

2014/10/02

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「外差し馬場ならレッドオーヴァル」

新潟芝1200メートルは「内か外が極端に有利になりやすい」コースです。12年以降、新潟芝1200メートルで複勝率が23%を超えている馬番は、内から2、3、4、15、16番。内から4頭、もしくは外から4頭の馬番を引いた馬、どちらかが極端になるからこそ、先にあげた馬番だけが極端に成績が上がるのです。

もちろん、内が有利な馬場の場合は外が不利になりますし、逆に外が有利ならば内が不利になります。実際には、内か外かがわかれば、数字以上に有利な馬を見つけ出すことも可能でしょう。

今年の8月、9月の新潟開催は、内が有利なレースが続出。8月17日の飯豊特別は馬番1-4番が1、2、3、5着。9月13日の5Rは1、4、5番が1-3着。3連単は12万馬券。9月20日の1Rは1、2番がそのまま1、2着で馬連万馬券でした。

さて、スプリンターズSの頃は、どちらが有利? こればっかりは、原稿を書いている今の時点ではわかりかねますが、個人的には外枠が走りやすい馬場になってほしいです。今年はハクサンムーン、コパノリチャードあたりの逃げ馬が人気になるでしょうから、外から差す馬が走りやすい馬場になったほうが馬券的期待値も上昇するためです。

外有利の馬場になって、なおかつ外枠を引いたら狙ってみたいのは、レッドオーヴァルです。母はコートアウト。その仔には安田記念勝ち馬ストロングリターン。同馬は安田記念を1分31秒3のレコードタイムで勝利した馬。スタミナ型の父ながらマイルでレコード勝ちできたのは、母がスプリント寄りの強烈なスピードを伝えるから。レッドオーヴァルも父が中距離血統のディープインパクトですが、母系の血統から、新潟芝1200メートルで外が差せる馬場なら絶好の条件になるでしょう。

また、当コースの首位種牡馬はサンデー系のアドマイヤマックス。同種牡馬は現役時代に芝1200メートルG1の高松宮記念を優勝。レッドオーヴァル同様、加齢とともにスプリント指向にシフトしたサンデー産駒。当時の馬場も外差しが決まる馬場状態でした。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ) テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com。推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「血統ビーム黄金ガイド」(ガイドワークス)が好評発売中。