[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ヌーヴォレコルト1頭勝負!」

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2014/10/16

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ヌーヴォレコルト1頭勝負!」

今週も興味深い傾向のあるレースがそろいました。

WIN【4】のアイルランドTは実績馬が信頼できない一戦。11年以降はJRA重賞で連対経験のある馬が〈0 0 1 9〉と苦戦しています。コース替わりがマイナスに働きそうな馬も評価を下げるべきでしょう。

なお、昨年の4~5回東京芝2000メートルは、3歳以上のレースに限ると、前走に480キロ以上の馬体重で出走した馬が〈1 3 2 39〉。馬格のある馬は過信禁物と言えそうです。

WIN【5】の秋華賞は実績馬が強いレース。芝1800メートル以上のJRA重賞で連対経験がない馬は07年以降〈0 3 3 75〉と勝ち切れていません。ちなみに、このうちJRA、かつ1000万下から上のクラス、かつ2~3歳限定以外のレースで優勝経験がない馬は〈0 0 2 54〉と連対例なし。今年は古馬を相手に上級条件のレースを勝った馬が登録していませんから、クラシック戦線での実績を素直に評価すべきでしょう。

前走の着順別成績を見ると、前走で4着以下に敗れていた馬は07年以降〈3 0 3 59〉といまひとつ。連対を果たした3頭は、いずれも同年のオークスで4着以内に好走していた実績馬です。また、前走がオープン特別や条件クラスのレースだった馬も苦戦していました。

登録のある馬のうち、芝1800メートル以上のJRA重賞で連対経験があり、なおかつ前走3着以内、かつその前走がJRA重賞だったのはタガノエトワールとヌーヴォレコルトのみ。前走のレースぶりや、前々走以前の実績を考えれば、やはりヌーヴォレコルトを重視すべきだと思います。単勝などで保険を掛けやすい5レース目ということを考えても、ここは1頭勝負を基本線としたいところです。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや) 「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「現在の勝負気配が分かる 騎手×調教師 黄金タッグ」(ガイドワークス)が好評発売中。