[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ヌーヴォレコルト中心も手広く」

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2014/11/13

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ヌーヴォレコルト中心も手広く」

今週末11月16日のWIN5は、難解な印象を受けるレースがそろいました。

WIN【3】の福島記念は基本的に実績馬が強いレース。09年以降、かつ福島芝2000メートルで施行された4回を振り返ってみると、前走がJRA重賞以外のレースだった馬は〈0 2 0 24〉と苦戦していました。また、父と母の父がそれぞれサンデーサイレンス系以外の種牡馬だった馬も〈0 1 1 21〉と勝ち切れていません。

なお、この4回で好走した馬の大半は中山芝のレースに実績があった馬。福島芝での好走経験もあるに越したことはありませんが、ゴール前の直線に急坂があるコースをこなせる馬はより信頼できます。出走メンバーしだいではあるものの、これらの傾向を参考にできるだけしぼり込みたいところです。

 WIN【5】のエリザベス女王杯は距離適性がポイント。09年以降の傾向を見ると、JRA、かつ芝2200メートル以上のレースで優勝経験のある日本調教馬は〈2 3 4 18〉と安定していました。10年と11年で連覇を成し遂げた外国調教馬のスノーフェアリーも、英オークス勝ちなどの実績があった馬です。一方、同年かつマイル以下のレースで善戦した馬は苦戦しています。

あとは牡馬相手の実績も重要。同年にJRA、かつ牝馬限定以外のレースで優勝経験のある日本調教馬は〈3 4 2 19〉と、なかなか堅実でしたので、マークしておくべきでしょう。

いちおうの中心はヌーヴォレコルト。ゴール前の直線が長いコースに替わるのは好材料です。ただ、牡馬相手に健闘してきたアロマティコ、グレイスフラワー、フーラブライド、ラキシスあたりも魅力十分。WIN【4】までをコンパクトにまとめられるようなら、このあたりの馬もぜひ押さえたいと思います。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや) 「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「現在の勝負気配が分かる 騎手調教師 黄金タッグ」(ガイドワークス)が好評発売中。