[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「人気急降下のワンアンド妙味」 ツイート 2014/11/27 05年のアルカセット以来、外国馬の優勝がとだえているジャパンカップ。昔は「本気で勝ちに来た外国馬はどれだ?」がこのレースを読み解く大きな鍵だったが、最近はハナから無視して正解という状況がずっと続いている。今年も超一流とはとうてい言えないわずか3頭の参戦で、本気度さえも伝わってこない。対して、日本馬はほぼオールスター。外国馬の食い込みを許すことはないと考えることから始めたい。 ただし、日本の馬のレベルが世界のトップまで上がったと考えるのは早い。サッカーなどの競技とは比較にならないぐらい、ホームとアウェイの差が大きいのが競馬。ホームならかなりの率で勝てるだけの力をようやく蓄えた、と謙虚に受け止めるところまで立ち返らないと、海外G1の分厚い壁が胸襟を開いてくれることはなさそうに思う。 それはさておき、今年のジャパンカップは馬券的な妙味が深い。実力と人気に大きなギャップが生じることが考えられるからだ。 まず、人気急降下はワンアンドオンリー。菊花賞の断然人気を裏切ったことで、見限られる可能性もあるのではないか。しかし、筆者は買う番だと思っている。前走は明らかに2走ボケ。それは臨戦過程から予想できたことだし、そのとおりに走らなかったことから今回への上積みは非常に大きいものになるはず。評価はグンと上げなければいけない。 フェノーメノも、前走は負けるべくして負けた戦い。仕上がり不足、距離不足であっさり負けたわけで、ここは体調の上積みと距離延長の好材料がバカでかい。加えてルメールの騎乗。今度は勝ち負けの圏内まで浮上してこよう。 エピファネイアは、鞍上が折り合いに気を遣いすぎて能力を引き出しきれていない印象。スミヨンへの乗り替わりは、行きたいなら行かせちゃえというタイプの乗り役だけに、ハマりそうな予感もする。これも人気薄なら絶対に押さえなければいけない1頭。 逆に高評価に疑いのまなざしを向けたいのがイスラボニータ。前走の敗因を「ボクの仕掛けが早すぎた」と話したルメール騎手だが、後日、「1800メートルなら世界のトップレベル。ただ、2000メートルでもう長い」とも教えてくれた。主戦・蛯名に鞍上が戻されたような報道だが、実はルメールが2400メートルを嫌った意味合いがありそう。今回、バッサリ切りたい1頭だ。 ジェンティルドンナ、ハープスターは実力どおりの評価。ジャスタウェイは距離が少し長い。配当的な妙味を天秤にかけて、結論はワンアンドオンリー本命。 タグ: 武豊番 ,片山良三,栗東ナマ情報,アルカセット,ジャパンカップ,ワンアンドオンリー,フェノーメノ,ルメール,エピファネイア,スミヨン,イスラボニータ,ジェンティルドンナ,ハープスター,ジャスタウェイ エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [奈良県] [滋賀県] [香川県] [静岡県] [岡山県] [秋田県] [宮城県] [沖縄県] [山形県] [山梨県]
05年のアルカセット以来、外国馬の優勝がとだえているジャパンカップ。昔は「本気で勝ちに来た外国馬はどれだ?」がこのレースを読み解く大きな鍵だったが、最近はハナから無視して正解という状況がずっと続いている。今年も超一流とはとうてい言えないわずか3頭の参戦で、本気度さえも伝わってこない。対して、日本馬はほぼオールスター。外国馬の食い込みを許すことはないと考えることから始めたい。
ただし、日本の馬のレベルが世界のトップまで上がったと考えるのは早い。サッカーなどの競技とは比較にならないぐらい、ホームとアウェイの差が大きいのが競馬。ホームならかなりの率で勝てるだけの力をようやく蓄えた、と謙虚に受け止めるところまで立ち返らないと、海外G1の分厚い壁が胸襟を開いてくれることはなさそうに思う。
それはさておき、今年のジャパンカップは馬券的な妙味が深い。実力と人気に大きなギャップが生じることが考えられるからだ。
まず、人気急降下はワンアンドオンリー。菊花賞の断然人気を裏切ったことで、見限られる可能性もあるのではないか。しかし、筆者は買う番だと思っている。前走は明らかに2走ボケ。それは臨戦過程から予想できたことだし、そのとおりに走らなかったことから今回への上積みは非常に大きいものになるはず。評価はグンと上げなければいけない。
フェノーメノも、前走は負けるべくして負けた戦い。仕上がり不足、距離不足であっさり負けたわけで、ここは体調の上積みと距離延長の好材料がバカでかい。加えてルメールの騎乗。今度は勝ち負けの圏内まで浮上してこよう。
エピファネイアは、鞍上が折り合いに気を遣いすぎて能力を引き出しきれていない印象。スミヨンへの乗り替わりは、行きたいなら行かせちゃえというタイプの乗り役だけに、ハマりそうな予感もする。これも人気薄なら絶対に押さえなければいけない1頭。
逆に高評価に疑いのまなざしを向けたいのがイスラボニータ。前走の敗因を「ボクの仕掛けが早すぎた」と話したルメール騎手だが、後日、「1800メートルなら世界のトップレベル。ただ、2000メートルでもう長い」とも教えてくれた。主戦・蛯名に鞍上が戻されたような報道だが、実はルメールが2400メートルを嫌った意味合いがありそう。今回、バッサリ切りたい1頭だ。
ジェンティルドンナ、ハープスターは実力どおりの評価。ジャスタウェイは距離が少し長い。配当的な妙味を天秤にかけて、結論はワンアンドオンリー本命。