[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「“馬連3頭ボックス”で勝負！」

ジャパンカップはグレイソヴリン系の血を持つ馬が強いことで昔から有名なレース。過去5年でも延べ6頭が馬券に。複勝回収率は179%と大幅なプラスです。昨年も11年に続き、トーセンジョーダンが11番人気で3着。11年もジャガーメイルが14番人気で3着。09年に優勝したウオッカもグレイソヴリンの血を持つ馬です。また、昨年はディープインパクト産駒の牝馬、ジェンティルドンナ、デニムアンドルビーが1、2着。

ハープスターはディープインパクト産駒の牝馬。そして母系にはグレイソヴリン系のトニービン。祖母はオークス馬のベガ。まさにJCにピッタリの血統。凱旋門賞は6着に敗れましたが、凱旋門賞はJCとはまったく異なる適性が要求される独特なローカルレース。逆の見方をすればJCもローカルレースですから、JCにピッタリな馬が凱旋門賞での惨敗は当然ですし、当レースへ向けては強調材料とすら言えるでしょう。

同じく凱旋門賞を惨敗したジャスタウェイもグレイソヴリン系のトニービンを母父に持つハーツクライ産駒。ディープインパクトも母父がリファールでしたが、ハーツクライも母系にリファールを持つ馬。東京芝2400メートルにピッタリの種牡馬。また、ジャスタウェイは東京マイルG1安田記念勝ち馬。ウオッカもジェンティルドンナもマイルG1を勝っているように、JCは距離不安がささやかれるぐらいマイル適性が高い馬のほうがむしろ合うレース。世界的に見れば2400メートルは長いぐらいの馬がむしろ合うローカル（独特な）レースとも言えるでしょう。

同じく世界的に見れば完璧なスピード血統のイスラボニータもローカルG1、JCならピッタリ。母父が当レースに合うグレイソヴリン系のコジーン。母母父がスピード血統のクラフティプロスペクター。これはトーセンジョーダンと同じ。父フジキセキは東京芝では全頭買いでもプラス収支になる鬼血統です。

この3頭の馬連ボックスでどうでしょう（個人的にはどれかを本命にして馬連で2点が本線のつもり）。もちろん、枠順や気分で最終予想がガラッと変わる可能性はあります。気になる方は亀谷HPもご参照ください。

◆プロフィール 亀谷敬正（かめたに・たかまさ） テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com。推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「血統ビーム黄金ガイド」(ガイドワークス)が好評発売中。