[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「V候補4頭“京成杯”は手広く!」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「V候補4頭“京成杯”は手広く!」

2015/01/15

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「V候補4頭“京成杯”は手広く!」

今週1月18日の2重賞は、どちらも好走馬の傾向がはっきりしています。

WIN【4】の京成杯は前走の末脚に注目したいレース。好走馬の大半は前走が芝のレース、かつその前走で出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬です。なお、前走がJRA、かつ芝のレース、かつその前走で出走メンバー中3位以下の上がり3ハロンタイムに終わっていた馬のうち、JRAの重賞で連対経験のなかった馬は07年以降〈0 0 1 47〉と、さらに苦戦していました。

一方、前走が芝2000メートルのレース、かつその前走で出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬は07 年以降〈6 4 3 12〉と安定しています。早くから出走を予定していた馬のうち、この条件に該当するのはタケルラムセス、バルビエール、ベルーフ、ポトマックリバーあたり。重賞で連対経験のある馬がいなければ、これらの馬を可能なかぎり手広くマークしたいところです。

その分、WIN【5】の日経新春杯はできるだけしぼり込みたいところ。幸い、今年も出走予定馬の大半が別表の条件に引っ掛かるので、有力候補と呼べる馬の数はさほど多くありません。さらに、同年か前年、かつ京都芝2000メートル以上のレースにおいて3着以内となった経験がない馬は10年以降〈0 1 1 31〉。コース適性が高そうな馬を素直に重視すべきでしょう。

狙ってみたいのはトウシンモンステラ。前走で京都芝・外2400メートルのディープインパクトCを勝っていますし、年齢が比較的若い点も強調できます。前走の着順を度外視するならハギノハイブリッド、実績のなさに目をつむるならマテンロウボスあたりも楽しみ。いずれにしろ極端に手を広げる必要はなさそうです。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2015-2016」(ガイドワークス)が好評発売中。