[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「根岸Sはエアハリファ1頭勝負」

今週から1回東京と2回京都がスタート。WIN【1】～【3】は馬場の傾向を参考にしぼり込みたいところです。

WIN【4】のシルクロードSはハンデキャップ競走ながらも実績馬が優勢。前年か同年にJRAの重賞で4着以内となった経験がない馬は10年以降〈0 2 2 37〉と苦戦しています。なお、前走との間隔が中5週以内だった馬は10年以降〈0 3 2 39〉といまひとつ。また、4歳や7歳以上の馬も安定感を欠いていました。

今年はどの馬も一長一短というメンバー構成になりそうですが、前走の内容を度外視すればローブティサージュ、前走との間隔に目をつむればエイシンブルズアイ、JRA重賞での実績をやや甘く判定すればワキノブレイブが有力候補。あとは予算に合わせて頭数を調整したいところです。

WIN【5】の根岸Sは近走成績を重視したい一戦。前走で大敗を喫していた馬は信頼できません。

また、前年か同年にJRA、かつダ1400メートルの重賞、オープン特別、1600万下で優勝経験のない馬は09年以降〈0 2 443〉。しばらく勝ち星から遠ざかっている馬や、ダ1400メートル以外のレースを主戦場としてきた馬も評価を下げるべきでしょう。なお、前走の4角を1番手で通過した馬は09年以降〈0 0 1 10〉と人気を裏切りがちでした。

注目は自身初の重賞制覇をもくろむエアハリファ。休養明けを苦にするタイプではありませんし、このメンバー構成なら期待できると思います。

ダ1400メートルのレースに実績があるキョウワダッフィー、G1の前走で善戦したワイドバッハあたりも楽しみですが、厳密に言うと前述の傾向を満たしていないので、エアハリファの1頭勝負を基本線に検討したいところです。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2015－2016」（ガイドワークス）が好評発売中。