[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「東京ダ千四の狙いはエーピーインディ系」

おかげさまで、当コラムを長い間書かせてもらっていますが、馬券効果がより上がる当コラムの活用方法をお教えしましょう。ズバリ「何度も使い回しているネタを狙う」ことです。そういえば「重賞ビーム」という本も何年も出させてもらっていますが、毎年変わらないポイントのほうが当然期待値は高いですからね。

東京ダート1400メートルはエーピーインディ系を狙うだけでプラス収支になるのです。昨年もプラス回収率を記録。一昨年に発売された単行本にも「エーピーインディ系を買え」と書いてありましたし、このコラムでも2年以上前からさんざん使い回しているネタです。

エーピーインディ系はアメリカの最強系統。しかし、日本では特に血統を強く意識しないプレイヤーには知られていません。実際、新聞の父欄を見て、エーピーインディ系がパッとわかる人は、ほとんどいないですよね。だからプラスになるんです。なお、亀谷HPでは、全出走馬の父系が無料で閲覧できますから、どの馬がエーピーインディ系かも一発でわかります。

ただ、中にはこの表（注：アサヒ芸能2/5号掲載）を見て「13年よりも14年の回収率が落ちているのでは？」と思う方もいるかもしれません。それは、高齢馬が増えているからです。よく「○○の血統を買えって書いてあっても儲からないよ」と言われる方もいるのですが、それは、実績を残している血統ほど、年々上がり目のない馬が増えるのだから、当然なのです。

逆に言えば6歳以上の高齢馬を除けば、回収率はより上昇します。14年も5歳以下に限定すれば、単勝、複勝ともに回収率は120%を上回るパフォーマンスを示します。

それから、東京ダート1400メートルはもうひとつ使えるネタがあります。それは「下級条件の外国人騎手を嫌い、上級条件の外国人騎手騎乗馬を買う」ことです。

基本的に外国人騎手は、賞金の高いレースほど本気で乗るんですが、このコースの場合、技術的にも上級条件のほうが外国人騎手に合います。

ということで結局、根岸Sも血統を見る以前に、外国人騎手を買えばいいのかもしれません。

◆プロフィール 亀谷敬正（かめたに・たかまさ）テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA／エンターブレイン)が好評発売中。