[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「両重賞とも“1頭勝負”が基本線！」

今週2月15日のWIN5は、無理なく少点数にしぼれるのではないかと思います。

WIN【4】の京都記念はG1での実績を重視したいレース。JRA、かつ芝2400メートル以上のG1で8着以内となった経験がない馬は、評価を下げるべきでしょう。

また、同年、かつJRAのレースに出走経験があった馬は09年以降〈0 0 2 24〉。東西の金杯など、年明けのレースを使っていた馬は人気を裏切りがちでした。さらに、京都芝外回り、かつ1600万下から上のクラスのレースで3着以内となった経験がない馬は、09年以降〈0 2 1 16〉と優勝例なし。コース適性も重要なポイントです。

出走を予定している馬のうち、これらの条件を全てクリアしているのはキズナくらい。ハープスターは京都芝外回りのレースに実績がありませんし、穴人気しそうなハギノハイブリッド、ラブリーデイも年明けのレースを使っている点が気になります。状態面によほどの問題がないかぎり、キズナの1頭勝負を基本線に検討するべきでしょう。

WIN【5】の共同通信杯は堅く収まりがちな一戦。09年以降の傾向を見ると、JRA、かつオープンクラスのレースで3着以内となった経験のある馬が〈6 6 4 12〉と堅実な一方、その他の馬は〈0 0 2 46〉と苦戦していました。

また、好走馬の大半は前走でJRAの重賞やオープン特別に出走していた馬。さらに、前走がJRA、かつオープンクラスのレースだった馬のうち、その前走で4着以下に敗れていた馬は〈0 0 2 16〉と連対例がありません。

今年はこうした条件を全てクリアしているのがアヴニールマルシェくらいというメンバー構成になりそう。こちらも1頭勝負を基本線としたいところです。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2015－2016」（ガイドワークス）が好評発売中。