[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「弥生賞は“芝二千実績”が重要！」

今週末のJRAは中山、阪神の2場開催。WIN5は14時35分発走予定の潮来特別（中山9R）からスタートします。重賞こそ1つだけですが、オープン特別の2鞍もレース傾向がハッキリしており、メンバー構成しだいではコンパクトにまとめられそうです。

WIN【2】のポラリスSは距離適性に注目したい一戦。JRA、かつダ1400メートル、かつ1600万下から上のクラスのレースで優勝経験がない馬は、09年以降〈1 1 1 39〉と安定感を欠いていました。また、比較的若い馬があまり勝ち切れていない点もポイントでしょう。

WIN【4】の大阪城Sはコース適性を重視したほうがよさそう。京都芝外回りか阪神芝外回り、かつ1000万下から上のクラスで優勝経験がない馬は07年以降〈0 3 1 44〉と勝ち切れていません。配当的な妙味を加味しながらしぼり込んでみてください。

WIN【5】の弥生賞は、過去10回のうち7回で単勝1番人気馬が勝っているレース。ただし、12年に単勝9番人気のコスモオオゾラが、13年に単勝6番人気のカミノタサハラが優勝を果たすなど、近年は波乱の決着も増えてきました。

08年以降のレース傾向を見ると、JRA、かつ芝2000メートルのレースで優勝経験がない馬は〈1 4 5 47〉といまひとつ。また、JRAの重賞かオープン特別において5着以内となった経験がない馬は〈0 1 1 31〉、3着以内となった経験がない馬も〈1 2 1 39〉と、それぞれ苦戦気味です。

早くから出走を予定していた馬で、これらの傾向をクリアしているのはシャイニングレイとベルラップ。WIN【1】～【4】をしぼれれば他の実績馬も押さえたいところですが、選べる頭数に余裕がなければ、このへんを重視すべきでしょう。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2015－2016」（ガイドワークス）が好評発売中。