[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ラストインパクトを見直す」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ラストインパクトを見直す」

2015/03/19

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ラストインパクトを見直す」

AJC杯で断然人気を裏切ったゴールドシップが中2カ月で再び登場してくる。強い時はメチャクチャ強いけど、3コーナーの行きっぷりを確認するまでは安心できない馬。今日はどっちのゴールドシップ? と厩舎サイドも半信半疑なのだから、馬券を買う側としてはシビアな割り切りが必要。人気なら捨てるし、人気が落ちたら買う。そのスタンスでいいのだと思う。

阪神大賞典では、前走ほどのかぶった人気にはならないにしても、1番人気は確実。ということは、頭から信用してはいけないと考えるのが賢者の選択だろう。

ご存じのように、ゴールドシップは父ステイゴールド、母の父メジロマックイーンという配合。オルフェーヴルも同じ配合だったことから「黄金配合」と言われ、メジロマックイーンを父に持つ牝馬を探し回る人が現れたほど。

しかし、メジロマックイーン自体、産駒の競走成績が不振に終わった種牡馬で、繁殖用に残された牝馬数はごくわずか。希少価値という意味でもまさに「黄金」だったわけだ。

フーラブライドの母は父がメジロマックイーン。なぜステイゴールドを種付けしなかったかは不明だが、ゴールドアリュールとの配合でも立派なオープン馬が出るのだから、母の父としてのメジロマックイーンの能力の高さが伝わっているのだろう。

このタイプの種牡馬はこれまでにも何頭もいたわけだが、まず父として成功しなければ、母の父としての血も残せないという現実がある。そう考えると、メジロマックイーンの底力の強さが伝わってくる。

という話を書いておきながら、本命はディープインパクト産駒のラストインパクトに打つ。京都大賞典、金鯱賞の連勝は2着馬がタマモベストプレイ、サトノノブレスだから過大に評価できないが、有馬記念の7着がコンマ2秒差。3着ゴールドシップのすぐ後ろにいた価値を見直したい。

菊花賞馬トーホウジャッカルは、中間の稽古が気負いすぎ。もともとが叩き良化型だけに休み明けは割り引きだろう。

京都記念1、2着のラブリーデイ、スズカデヴィアスは、4歳のスズカに上がり目を感じる。再度積極策に出るなら残る可能性も十分。

ラブリーデイは距離がどうなのか。金杯からの連勝は多分にジョッキーの好騎乗の要素もあった。