[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「クイーンズリングに自信の◎」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「クイーンズリングに自信の◎」

2015/05/21

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「クイーンズリングに自信の◎」

ご承知のとおり、桜花賞が参考にならないぐらいの超スローペース(最初の3ハロンが37秒1)での推移。レッツゴードンキの逃げ切りにケチをつけるつもりは毛頭ないことを断っておくが、あの着順が力量どおりに並んでいるわけではないことだけは覚えておかなければいけない。

ただし、単勝1.6倍の断然人気に推されたルージュバックの9着については、伸び脚の片鱗も見せなかったことを考えれば、まともなペースであっても勝ってはいなかったのではないかというのが実感。べルーフに勝った百日草特別、ポルトドートウィユに勝ったきさらぎ賞の2戦が高く評価されたわけだが、冷静に振り返るとどうだろう。「べルーフ、ミュゼエイリアン、ポルトドートウィユといった強豪牡馬を負かした」というふれこみが、今となってはさほどでもない牡馬たちだったことに気がつかないだろうか。けなすと走られるのが競馬なのでこれ以上はやめておくが、ここでも人気の一角を担う馬だけに、まずはルージュバックを買わないことをメインテーマとして今年のオークスに取り組むつもりだ。

桜花賞馬レッツゴードンキはどんな競馬でもできる馬。陣営は最初から桜花賞よりオークスを意識してやってきているだけに、距離延長もマイナス材料とはならない。あえて逃げる必要もないだろうが、前回折り合っているだけにスローな逃げがもう一度というシーンだってありそう。相当な確度で勝ち負けに加わってきそうだ。

それ以上に買いたいと思わせるのがクイーンズリングだ。1400メートルのフィリーズレビューを勝って、1600メートルの桜花賞は4着。字面だけ見れば2400メートルの今回は上積みが望めないと考えてしまいそうだが、まったくの逆。ますます日本語がうまくなっているミルコ・デムーロに聞くと「センヨンは忙しかった。距離はいくら延びてもダイジョウブだよ」と、競馬オヤジみたいな表現で強烈なアピール。厩舎サイドは良馬場限定を口にしているが、ジョッキーは「少しぐらいシブッたって平気」と、相当な自信を持っていた。自信の◎で攻めたい。

新勢力の中で魅力を感じるのは、忘れな草賞でロカに伸び勝ったミッキークイーン。伸びシロの大きさが何よりも怖い。

他では見直したいアンドリエッテと、馬体回復を条件にキャットコイン。