[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「3連単はリアル1着固定の2点」 ツイート 2015/05/28 ダービーを5回も勝っている武豊騎手は、そこに至る数あるステップレースの中で、弥生賞を最も重要なそれとして捉えている。 「勝ち負けよりも、その内容です。中山の2000メートルという難しい条件を、ダービーのイメージで乗ってどんな答えを出してくれるか。勝手な思い込みかもしれませんが、それでその馬の奥の深さが見えるような気がするんです」 その言葉を裏付けるように、タニノギムレットを唯一の例外として、他の4頭は全て弥生賞で武豊騎手が騎乗した馬たちだった。ダービーのようなみんなが究極の目標とするようなビッグレースは、早い時期から遠くを見据えた行動を継続できた者にこそ栄光が舞い降りるもののようだ。 とはいえ、弥生賞最重要説については、傾向が変わってきているように思える。今年の場合は、結果論と言われるかもしれないが、共同通信杯がピカイチのステップ。前半、完全に折り合いを欠いたドゥラメンテが、それでも力づくで抜け出そうとしたところを、完璧に折り合ったリアルスティールが差し切ったレースがそれだった。これを正当に評価できてさえいれば、皐月賞の予想は簡単だったのだ。 皐月賞のあとも、いくつかのトライアルレースが行われたが、残念ながら上位を脅かすほどのパフォーマンスを見せた馬はいなかったと感じている。 武豊騎手はポルトドートウィユ(ドゥラメンテの従兄弟にあたる血統馬)の上昇に期待していたようだったが、京都新聞杯は食い足りない内容の2着。「全部出し切ったとは思っていませんが、本当によくなるのはもう少し先でしょうね」と、強気になりきれない様子だった。 新勢力の気勢がもう一つ上がらないのは、いわゆる皐月賞組の強さがわかっているからだ。ドゥラメンテ、リアルスティールの2強の壁はかなりの厚さであるという空気が濃厚なのだ。 ◎は、少し離された2番人気になるはずのリアルスティールに打ちたい。ドゥラメンテの脚力上位は認めざるをえないが、折り合いなど、他の全ての面で安定感はリアルスティールが上。再び共同通信杯のような競馬にならないとも言えないだけに、狙って妙味がありそうだ。 間に割って入る馬がいるとすれば、弥生賞の勝ち馬で、皐月賞は1番人気だったサトノクラウンだろう。3連単は、◎○▲と◎▲○の2点。 皐月賞3着のキタサンブラックは、最後に母の父サクラバクシンオーの血が災いしそうで、入着までの評価。NHKマイルCに出ていれば、恐らく楽勝していただろうと思っている実力馬だが、ダービーはいかにも距離が長い。 タグ: 片山良三,栗東ナマ情報,競馬,予想,ブログ,コラム,2015,ダービー,武豊騎手,弥生賞,タニノギムレット,ドゥラメンテ,リアルスティール,ポルトドートウィユ,サトノクラウン,キタサンブラック,サクラバクシンオー エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [新潟県] [奈良県] [茨城県] [熊本県] [奈良県] [長野県] [熊本県] [東京都] [三重県] [佐賀県]
ダービーを5回も勝っている武豊騎手は、そこに至る数あるステップレースの中で、弥生賞を最も重要なそれとして捉えている。
「勝ち負けよりも、その内容です。中山の2000メートルという難しい条件を、ダービーのイメージで乗ってどんな答えを出してくれるか。勝手な思い込みかもしれませんが、それでその馬の奥の深さが見えるような気がするんです」
その言葉を裏付けるように、タニノギムレットを唯一の例外として、他の4頭は全て弥生賞で武豊騎手が騎乗した馬たちだった。ダービーのようなみんなが究極の目標とするようなビッグレースは、早い時期から遠くを見据えた行動を継続できた者にこそ栄光が舞い降りるもののようだ。
とはいえ、弥生賞最重要説については、傾向が変わってきているように思える。今年の場合は、結果論と言われるかもしれないが、共同通信杯がピカイチのステップ。前半、完全に折り合いを欠いたドゥラメンテが、それでも力づくで抜け出そうとしたところを、完璧に折り合ったリアルスティールが差し切ったレースがそれだった。これを正当に評価できてさえいれば、皐月賞の予想は簡単だったのだ。
皐月賞のあとも、いくつかのトライアルレースが行われたが、残念ながら上位を脅かすほどのパフォーマンスを見せた馬はいなかったと感じている。
武豊騎手はポルトドートウィユ(ドゥラメンテの従兄弟にあたる血統馬)の上昇に期待していたようだったが、京都新聞杯は食い足りない内容の2着。「全部出し切ったとは思っていませんが、本当によくなるのはもう少し先でしょうね」と、強気になりきれない様子だった。
新勢力の気勢がもう一つ上がらないのは、いわゆる皐月賞組の強さがわかっているからだ。ドゥラメンテ、リアルスティールの2強の壁はかなりの厚さであるという空気が濃厚なのだ。
◎は、少し離された2番人気になるはずのリアルスティールに打ちたい。ドゥラメンテの脚力上位は認めざるをえないが、折り合いなど、他の全ての面で安定感はリアルスティールが上。再び共同通信杯のような競馬にならないとも言えないだけに、狙って妙味がありそうだ。
間に割って入る馬がいるとすれば、弥生賞の勝ち馬で、皐月賞は1番人気だったサトノクラウンだろう。3連単は、◎○▲と◎▲○の2点。
皐月賞3着のキタサンブラックは、最後に母の父サクラバクシンオーの血が災いしそうで、入着までの評価。NHKマイルCに出ていれば、恐らく楽勝していただろうと思っている実力馬だが、ダービーはいかにも距離が長い。