[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「人気急落ダンスDが差す!」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「人気急落ダンスDが差す!」

2015/07/02

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「人気急落ダンスDが差す!」

真夏の中京競馬が開幕。近年の名古屋地方の夏はやたらと暑くなる傾向が顕著で、最寄りの「中京競馬場前」(名鉄)駅から、1000メートル弱ダラダラと続く登り坂を想像すると、それだけで背中に汗が流れてくる気がしてしまう。

数年前までは無料のシャトルバスがせっせと往復していたものだが、経費節減とやらであえなく廃止。もちろん、歩ける距離ではあるのだが、それは健康人の感覚。ご老人のあえぐような歩様を見ると、「歩くのが当然!」と上からモノを言う姿勢はどうかと思う。夏競馬は人が集まらないし、売り上げも伸びない、と嘆く前に、キメ細かいサービスの見直しが必要不可欠なのではないか。

暑い時期に頑張って働くのは、9月で出走できる番組がなくなってしまうことがわかっている3歳未勝利馬と、早く仕上がった2歳馬たち。上級馬の多くは秋に備えて夏休みを取ることが多く、それがメンバー的な夏枯れを呼ぶというわけだ。しかし、今年は少し様相が違っている。特に短距離路線のオープン馬たちは在厩過多とも言える状態で、函館SSでは8頭もの除外馬が出る始末。

その流れで、このCBC賞にも多くの登録馬が集まる。やっかいなことに「優先権は重賞で除外されても発生するが、その効力は重賞では発揮されない」という決まりがあるため、函館で除外の憂き目にあった馬たちは、ここでも同じような立場。スタンバイオーケーなのに、ゲートに近づけないというのは厩舎経営的にもつらい。馬の入れ替えに奔走している調教師が目に浮かぶ。

基本的に先行馬有利なロケーションだが、ルチャドルアスール、ベルカント、ホウライアキコ、カハラビスティーといった逃げ候補は除外の可能性が高そう。そうなると展開から予想を組み立てるのは難しく、人気急落の差し馬から狙ってみたい。ダンスディレクターだ。前走は、あの長い東京の直線でインに詰まりっぱなし。一度もトップギアに入ることなく、コンマ3秒差の12着に敗れた。中京コースは2戦して2着、3着。意外にも巧者なら、2度続けてあんな悲劇には見舞われないはずだ。

堅実さならウリウリ。昨年の覇者トーホウアマポーラも、この条件なら見直す価値は十分。他では絶好調・西浦厩舎のサドンストーム、ここなら格上のレッドオーヴァル。間隔が詰まっているレンイングランドにも注意がいる。