[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「格上のエアソミュール本命」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「格上のエアソミュール本命」

2015/07/16

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「格上のエアソミュール本命」

今週から、ザカリー・パートン騎手が短期免許を取得しての来日。香港のナンバーワンジョッキーで、国際的な評価も非常に高い人でもあるだけに、池江厩舎と社台グループがこの先1カ月間ガッチリとフォローに奔走するのだという。

このあおりを受けるジョッキーは少なくないはずだが、さっそく武豊騎手が影響を被ったようだ。もともとは、中京のメイン、ジュライSでトゥザレジェンドに騎乗するはずだったのに、これがパートン騎乗に変更となり、中京にとどまる理由が薄くなってしまったのだ。その結果が、函館記念のアーデント騎乗につながったというわけである。

とはいえ、諦めずに騎乗オファーを送り続けたアーデント陣営の熱意も認めないわけにはいかない。ノンコノユメで、ダートの3歳チャンピオンの座を射止めた加藤征厩舎の勢い。先行力を生かせばあるいは、という期待はもちろんあるし、武豊騎手としても行くからには成果をあげる気でいるに違いない。

デムーロ騎手はエアソミュールでの参戦。詰めの甘さが見える近況だが、このメンバーに入ると明らかに格上。それなりに好位へつける脚もあり、小回りコースはむしろプラスに働く可能性さえありそう。◎はこの馬に打ちたい。

前哨戦の巴賞を楽勝したマイネルミラノも、もちろん争覇圏。相手が弱かったとはいえ、4コーナーの時点で後続を引き離したレースぶりに、今の充実が見える。ここも先手なら怖い。

函館で3勝をあげているラブイズブーシェ。近況からは手を出しにくいが、このコースはうまい馬、下手な馬がハッキリしているというのも過去の歴史が教えている。エリモハリアーの3連覇など、コースの適性以外に説明がつかない事象だったわけで、昨年の覇者であるこの馬が、1年ぶりに快走しても驚けない。

馬っぷり抜群のレッドレイヴンは、パドックを見たら買ってしまう馬。ただ、見かけほどの根性はない。

それならダービーフィズの一発がおもしろい。脚質的にこのコース向きとは思えないが、マイネルミラノにサトノシュレン、アーデントが早めに絡んでいく激しい展開になれば、追い込み馬の出番もあるはず。そうなった時は、デウスウルトにもチャンスが。