[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「本格化したティーハーフ中心」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「本格化したティーハーフ中心」

2015/10/01

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「本格化したティーハーフ中心」

世界チャンピオンに君臨したロードカナロアが引退してからというもの、短距離路線はずっと主役不在のまま。今夏のスプリント王者に輝いたベルカントに武豊騎手が騎乗してここに出走するが、「もちろんチャンスがある馬だとは思いますが、本命を背負って勝つほどの存在感はまだ」と控えめ。事実、重賞連勝中でも1番人気にはならないと思われる。

北九州記念が重賞初挑戦で、6戦目にして初めて2着に敗れたビッグアーサーに大物感が漂っているわけだが、この馬の賞金順位が16位。滑り込みでゲートインできると陣営が胸をなで下ろしたのもつかの間、レーティング5位のレッドオーヴァルが賞金順位22位から繰り上がることがわかって、ビッグアーサーが弾き出される事態となった。回避馬が1頭でも出れば、とたんに1番人気候補だが、現時点では「注」のシルシしか入れられない。

日本馬が頼りないとすれば、短距離なら世界有数のレベルにある香港馬が怖い。しかし、リッチタペストリーは最強クラスとは言えず、ここも本命には推しきれない。ルメール騎乗は怖いが、これがジョアン・モレイラも一緒に来るというのなら、もっと怖がって本命を打ったかもしれないのだが。

今季の中山の芝の短距離戦を見ていると、最後の急坂で一気に形勢大逆転のパターンがほとんど。京成杯のフラアンジェリコがもう一度あの芸当をやってのけるのかと聞かれたら首を縦に振りにくいが、基本はあのタイプから入るのが正解と思っている。

というわけで、ティーハーフを中心視。函館スプリントSの中身の濃さならここでも通じるし、もしキーンランドCの3着が1着だったら、ここで1番人気でも不思議なかったはずだ。典型的な短距離の差し馬なのだから、過去の中山芝コースの実績〈0 0 0 4〉は本格化以前の数字であると目をつむるべき。今なら最適の舞台と信じて買う。そこには思わぬ高配当が待っているはずだ。

ウリウリの手堅い差しも当然上位争い。ストレイトガールは1200メートルでもたつく面が出てきたが、今回に限ってはそれぐらいのほうが結果はいいかも。徹底して、差してくる馬からの馬券で勝負だ。