[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ボウマン騎乗マジックT本命」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ボウマン騎乗マジックT本命」

2016/05/12

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ボウマン騎乗マジックT本命」

ジャパンカップにわくわくするような外国のビッグネームが参加しなくなってから久しいが、対照的に香港の国際競走には毎年すばらしいメンバーが世界中から集結している。

日本馬が香港に行くケースも増加傾向。年度代表馬モーリスが今年の初戦に選んだのが香港のチャンピオンズマイルだったし(しかも期待どおりの楽勝)、その前週に行われたクイーンエリザベス2世カップにも、ラブリーデイ、ヌーヴォレコルト、サトノクラウンというスター級が参戦した。

なぜ香港なのか。賞金がいい(チャンピオンズマイルの1着賞金が邦貨換算で1億940万円、クイーンエリザベス2世カップは1億5629万円)ことももちろんだが、進上金の規定が日本より魅力的という事情も効いていそうだ。

日本の場合、調教師10%、騎手、厩務員5%というのが平地競走の進上金と一律に定められているが、香港の場合は1着の場合のみではあるが調教師、騎手、厩務員全てに10%ずつとなっているのだ。

当然のこととして馬主の取り分は下がるが、課税分を考えれば大したことではない。それ以上に騎手と厩務員のモチベーションはとてつもなく上がる。「香港に行きましょう!」という声が大きくなる理由が見えるとしたものだ。

牝馬限定のマイル女王決定戦、ヴィクトリアマイル。もちろん国際競走だが、1億円に満たない1着賞金では外国馬は来てくれない。進上金を変えれば、話は別なのかもしれない。

先日のクイーンエリザベス2世カップを勝って強烈なインパクトを放ったボウマン騎手が短期免許で来日していて、マジックタイムに騎乗。馬は前走でロゴタイプをねじ伏せて満点の勢い。人気もせいぜい5番人気なら、ここからしか買う気が起こらない。

実績はショウナンパンドラ、ミッキークイーンで当然争覇圏。

武豊騎手の手に戻ったスマートレイアーにも勢いがあるし、かつては天才少女と呼ばれたルージュバックもルメール騎乗で無視はできない。

クイーンズリング、ウインプリメーラも押さえには必要か。