[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「Rスティールのマイル転向は吉」 ツイート 2016/06/02 ディープインパクト産駒の「牡馬」で、国内のGⅠを2勝以上した馬は1頭もいません。最大の理由は、ライバルもディープインパクト産駒だらけ、ということでしょう。 先日、エイシンヒカリが海外GⅠの2勝目の快挙を成し遂げましたが、海外にはディープ産駒のライバルは、ほぼいません。賞金などの面を無視すれば、海外向きのディープ産駒のほうがGⅠをたくさん勝てるかもしれませんね。 なお、ディープ産駒の「牝馬」で、複数のGⅠを優勝した馬は複数頭います。ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、ミッキークイーン、ショウナンパンドラと、4頭が複数のGⅠを勝っています。 牡馬と同様、ライバルにディープ産駒がいるのは牝馬も同じ。それでもディープ産駒の牝馬はGⅠを複数勝った馬が4頭もいるのはなぜでしょうか? それは、偶然‥‥というのも一理ありますが(笑)、牝馬のほうが「筋肉の柔軟性」を維持できる面も大きいのではないでしょうか? 先日の天皇賞・春で超人気薄ながら2着に激走したカレンミロティックは8歳の高齢馬。そして同馬は去勢馬(セン馬)。去勢した馬は筋肉が牝馬に近くなるので「柔軟性」を維持しやすくなります。そのため、高齢まで活躍しやすくなるのです。 牡馬のディープ産駒は、加齢とともに柔軟性を失う代わりに「パワー」は増加します。パワーが増加することによって、得意距離が短くなる傾向はあります。 例えば、ミッキーアイルは3歳時にマイルのGⅠNHKマイルCの勝ち馬。5歳になって1200メートルGⅠの高松宮記念で2着。 リアルインパクトは3歳で安田記念を優勝。7歳で国内よりもはるかにパワーが要求される海外の1500メートルGⅠジョージライダーSを優勝。 今年の安田記念に出走するディープ産駒のリアルスティールは、マイルへの路線変更は血統的に大歓迎。同馬の母父はストームキャット。加齢とともにパワーを増す血統で、「今なら」マイル転向は吉と出る可能性は高いです。 モーリスは昨年の勝ち馬ですが、2着のヴァンセンヌとはクビ差。東京マイルでは去年と同じ程度のパフォーマンスしか発揮できないとしたら、恐らくヴァンセンヌよりも強いリアルスティールが先着する可能性は高いです。 ◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。 タグ: 亀谷敬正,一攫千金穴馬ドリル,競馬,予想,ブログ,コラム,2016 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [宮城県] [三重県] [新潟県] [三重県] [富山県] [北海道] [群馬県] [愛知県] [石川県] [韓国]
ディープインパクト産駒の「牡馬」で、国内のGⅠを2勝以上した馬は1頭もいません。最大の理由は、ライバルもディープインパクト産駒だらけ、ということでしょう。
先日、エイシンヒカリが海外GⅠの2勝目の快挙を成し遂げましたが、海外にはディープ産駒のライバルは、ほぼいません。賞金などの面を無視すれば、海外向きのディープ産駒のほうがGⅠをたくさん勝てるかもしれませんね。
なお、ディープ産駒の「牝馬」で、複数のGⅠを優勝した馬は複数頭います。ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、ミッキークイーン、ショウナンパンドラと、4頭が複数のGⅠを勝っています。
牡馬と同様、ライバルにディープ産駒がいるのは牝馬も同じ。それでもディープ産駒の牝馬はGⅠを複数勝った馬が4頭もいるのはなぜでしょうか?
それは、偶然‥‥というのも一理ありますが(笑)、牝馬のほうが「筋肉の柔軟性」を維持できる面も大きいのではないでしょうか?
先日の天皇賞・春で超人気薄ながら2着に激走したカレンミロティックは8歳の高齢馬。そして同馬は去勢馬(セン馬)。去勢した馬は筋肉が牝馬に近くなるので「柔軟性」を維持しやすくなります。そのため、高齢まで活躍しやすくなるのです。
牡馬のディープ産駒は、加齢とともに柔軟性を失う代わりに「パワー」は増加します。パワーが増加することによって、得意距離が短くなる傾向はあります。
例えば、ミッキーアイルは3歳時にマイルのGⅠNHKマイルCの勝ち馬。5歳になって1200メートルGⅠの高松宮記念で2着。
リアルインパクトは3歳で安田記念を優勝。7歳で国内よりもはるかにパワーが要求される海外の1500メートルGⅠジョージライダーSを優勝。
今年の安田記念に出走するディープ産駒のリアルスティールは、マイルへの路線変更は血統的に大歓迎。同馬の母父はストームキャット。加齢とともにパワーを増す血統で、「今なら」マイル転向は吉と出る可能性は高いです。
モーリスは昨年の勝ち馬ですが、2着のヴァンセンヌとはクビ差。東京マイルでは去年と同じ程度のパフォーマンスしか発揮できないとしたら、恐らくヴァンセンヌよりも強いリアルスティールが先着する可能性は高いです。
◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。