[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「メイショウMは気持ち次第」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「メイショウMは気持ち次第」

2016/06/09

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「メイショウMは気持ち次第」

3歳の時点でGⅠを3勝。その後、3年近くの間に16連敗を重ねているメイショウマンボが、GⅢの牝馬限定のハンデ戦に出てくる。いったいどんなハンデがつくのだろうと心配になったが、冷静に戦績を見返すと年頭の京都金杯に出走して55キロがついていたことに気がついた。

今度は牝馬限定というのがミソだが、重くても56キロというのが順当な読み。飯田祐調教師もそこをしっかり見極めて、ここに使うことを決めた様子で「56キロでしょう。もしかしたら55キロがもらえるかもしれません」と話していた。

走らなくなった理由が、どうやら馬の気持ちの問題なのではないかということなので、相手が弱化したからといって簡単に飛びつけはしない。しかし八分の力を出せば勝っちゃうんじゃないとも思えるわけで、無視を決め込む勇気もない。たった1頭加わっただけで、グンと難解になった。

1番人気が何なのかも実は見えにくい。中山牝馬S勝ちのシュンドルボンという気もするが、信頼感という表現にはほど遠い。リラヴァティの戦績に勢いがあるが、こちらも1番人気は似合わない。見れば見るほど難しいレースなのだ。

となれば、ココロノアイを見直したくなる。結果は出なかったが、桜花賞2番人気、オークス4番人気、秋華賞6番人気の実力馬。その後、半年の休養を挟んで出てきた阪神牝馬Sは、5着とはいえ中身はあった。ここは変わってこなければいけないシチュエーションではないか。ハンデも手頃な数字で落ち着くはずで、連軸はここ。

ゲート難で嫌われる馬が多いのがエンパイアメーカー産駒だが、逆に言えばその心配がない馬は走る。ナムラアンがその代表格で、好位にスッとつけて、末脚もまとめてくるタイプ。重賞経験がない弱みは、牝馬限定のGⅢならさほど気にしなくていい。

準オープンのパールSの1、2着。リラヴァティ、レッドオリヴィアでも人気の一角になるメンバー。メイショウマンボが少しでもヤル気を出せば、勝っちゃうよなあと思いながら、馬券はココロノアイから。