[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「スタミナ血統馬が札幌記念で好走!」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「スタミナ血統馬が札幌記念で好走!」

2016/08/11

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「スタミナ血統馬が札幌記念で好走!」

札幌の芝2000メートルは小回りですが、コース形態もコーナーでスピードに乗るような構造になっているため、末脚が伸びやすいコースです。

札幌記念も上位の上がりを使った馬が、上位着順につながりやすいレース。11年以降はメンバー中最速の上がりを使った馬が必ず馬券圏内に。メンバー中3位以内の上がりを使った馬が、毎年上位を占めます。

もっとも「レース前に」どの馬が上位の上がりを使えるかがわかっていれば、札幌記念に限らず、苦労しないんですけどね(笑)。

ただし、札幌記念は「上位の末脚を使える馬」の「傾向」はある程度出ています。

まず、重要なのは「スタミナ血統」であること。芝2500メートルを超えるような距離でも、上位の末脚を発揮する馬が末脚を持続し続けて、結果的にメンバー中最速の上がりを出す傾向はあります。

例えば、昨年2着のヒットザターゲットの前走は、芝2500メートルの目黒記念。ここでも最速の上がりを記録していた馬で、その末脚のスタミナの源は母父のタマモクロス。春の天皇賞をマクりきった強靭な末脚の持ち主です。一昨年に上がり最速を記録したゴールドシップも春の天皇賞をマクり勝ちした馬。3年前の勝ち馬、フミノイマージンの父マンハッタンカフェも天皇賞春の勝ち馬で産駒も勝ち馬を出した種牡馬です。

札幌記念に限らず、札幌芝2000メートルはサンデー系種牡馬の中でも、長距離適性の高いタイプ、母系にヨーロッパの中長距離で実績を残す重厚な血を持つ馬が走りやすいコースです。

レインボーラインは父がステイゴールド。ゴールドシップの父でもあるように、スタミナ色の強いサンデー系種牡馬。母母父レインボーアンバーも菊花賞2着のステイヤー。当コースで末脚勝負に徹すれば、上位の上がりを出せる血統背景の持ち主です。

姉のアニメイトバイオも2歳時は1400メートルでレコードを出したスピード馬ですが、3歳秋からは中距離の末脚勝負で重賞を勝ち、GⅠでも連対した馬。このイメージで競馬をすれば、結果は出そうですが。

ヌーヴォレコルトの父ハーツクライは、サンデー系のステイヤー種牡馬。長距離の末脚勝負に適性の高い血統です。上記2頭は、中長距離での末脚勝負ならば、モーリスにも負けないはずです。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中