[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「実績上位ビッグアーサーを信頼」

先週いっぱいで「ＳＵＭＭＥＲ ＷＩＮ５」が終了し、今週からはＷＩＮ５対象レースの設定が元に戻ります。9月11日は中山9Rの木更津特別からスタート。発売締め切り時刻が14時30分（JRAダイレクトは14時25分）に繰り上がりますのでご注意ください。

ＷＩＮ④のセントウルＳは、ここ半年の実績や夏場のレースに対する適性を重視したい一戦。日本調教馬に限ると、同年3月以降、JRAの重賞で連対経験のない馬は11年以降〈0 1 2 44〉。前年か同年、かつ7〜9月、かつJRAの重賞で3着以内となった経験がない馬は11年以降〈0 1 1 38〉と、それぞれ苦戦していました。また、傾向からもわかるとおり、高齢馬はあまり信頼できないので注意が必要です。

早くから出走を予定していた馬のうち、これらの条件をクリアしているのはネロとビッグアーサーくらい。両方とも押さえておくに越したことはありませんが、コース適性なども考えると、やはり実績上位のビッグアーサーを素直に優先すべきだと思います。

ＷＩＮ⑤の京成杯AHはサマーマイルシリーズが始まった12年以降の傾向を見るかぎり、脚質や実績がポイントと言ってよさそう。前走で先行した馬は過信禁物ですし、前年以降、かつJRAの重賞で4角5番手以下から3着以内の経験がない馬も〈0 0 1 27〉と安定感を欠いていました。

楽しみなのはダノンプラチナやロードクエスト。実績上位ですし、前走がサマーマイルシリーズ対象レース以外、かつ前走4角8番手以下だった馬は12年以降〈3 1 1 8〉と堅実です。

なお、昨年の4回中山芝・外1600メートルは内枠有利。外枠の馬も評価を下げるべきでしょう。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「ＪＲＡホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢ウルトラ回収率2016─2017｣（ガイドワークス）が好評発売中。