[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「人気2頭以外もマークが必要!」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「人気2頭以外もマークが必要!」

2016/10/20

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「人気2頭以外もマークが必要!」

スプリンターズS当日の10月2日が約1352万円、毎日王冠当日の10月9日が約6460万円と、この秋はGⅠシーズンの開幕当初から立て続けにWIN5で高額配当が飛び出しました。今週末10月23日のWIN5も、難しそうなレースがそろっています。

WIN4のブラジルCは、別表の傾向に加えて、年明け以降の戦績を重視したい一戦。同年、かつJRA、かつダ1800メートル以上の重賞かオープン特別において、3着以内となった経験がある馬は13年以降〈3 3 2 7〉と堅実ですし、なかった馬は〈0 0 1 26〉と優勝争いに食い込めていません。

WIN5の菊花賞は近走の戦績がポイント。傾向から、前走が2200メートル未満のレースだった馬、前走の着順が5着以下だった馬までマークする必要はないでしょう。

さらに、同年9月以降、かつJRA、かつ2000~2400メートルのレースで連対経験がない馬も11年以降〈0 1 2 59〉。同年8月以前や2500メートル以上のレースにおける実績が評価されている馬は、人気を裏切りがちです。

なお、これらの条件を全てクリアしていた馬のうち、前走の上がり3ハロンタイムが出走メンバー中2位以内だった馬は11年以降〈4 4 3 8〉、前走の4角通過順が1番手だった馬は11年以降〈1 0 2 1〉と、それぞれ堅実でした。

以上の傾向から強調できるのはコスモジャーベ、サトノエトワール、サトノダイヤモンド、シュペルミエール、ディーマジェスティ、ミッキーロケットの6頭。キングカメハメハやディープインパクトの産駒は10年以前を含めても勝ち切れていないので、実績上位の各馬だけでなく、コスモジャーベやシュペルミエールあたりもマークしておくべきだと思います。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2016─2017」(ガイドワークス)が好評発売中。