[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「「エ女王杯」の穴はマキシマムドパリ」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「「エ女王杯」の穴はマキシマムドパリ」

2016/11/10

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「「エ女王杯」の穴はマキシマムドパリ」

エリザベス女王杯は、牝馬クラシックに縁がなかった馬にもGⅠレースを勝たせてあげましょう、という意図で、たぶん(笑)作られたレース。

クラシックが行われない芝2200メートルで、同じく牝馬クラシックでは使わない京都の外回りコースを使います。だから、エリザベス女王杯は、特に春の牝馬クラシックに出走していなかった馬、勝てなかった馬が毎年のように穴馬券を出しています。

また、クラシックでは使わない芝2200メートルという半端な非根幹距離で行われるのも当レースの特徴。芝2200メートルと同じく、クラシックが行われない非根幹距離の芝1800メートルで勝利実績のある馬がエリザベス女王杯では穴で馬券になります。

5番人気以下で馬券になったのは、12年が7番人気1着レインボーダリア、5番人気3着ピクシープリンセス。13年は6番人気2着ラキシス、5番人気3着アロマティコ。14年は6番人気3着ディアデラマドレ。15年は6番人気1着マリアライト。これらの馬は、いずれも3歳春のクラシックに不出走だった馬です。

そしてGⅠレースですから、血統はスケールが必要。5番人気以下で馬券になった6頭中5頭はディープインパクト産駒かキングカメハメハ×サンデーサイレンスの配合。今年のオークスもこの血統が1〜3着を独占しましたね。

ただ、ディープインパクト産駒は年々数が増えてきていますので、母系の血統も選択材料として必要でしょうか。

エリザベス女王杯で馬券になったディープ産駒のうち、ピクシープリンセス、マリアライト、タッチングスピーチがいずれもサドラーズウェルズ系の血を持っていました。秋華賞はディープ産駒でも母系が軽いほうが走りますが、エリザベス女王杯は重厚な母系のほうが向いています。

マキシマムドパリは、春のクラシックに出走しなかった馬で、キンカメ×サンデーの配合馬。昨年の秋華賞は500万勝ち直後に出走して3着。いわゆる大物相手のほうが能力を発揮しやすいタイプの馬です。近親にハシッテホシーノがいます。

今回出走を予定しているディープインパクト産駒は3頭。母系が重厚な血の順に並べると、マリアライト、タッチングスピーチ、ミッキークイーン。どれも走りそうですが。

 

◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。