[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「イスラボニータを再評価!」 ツイート 2016/11/17 昨年の覇者モーリスがこの舞台から卒業。香港でマイルの世界王者の座に就き、今秋は2000メートルの天皇賞でも日本制圧に成功となれば、もはやマイルCS連覇という看板に魅力を感じないということだろう。出てくれば単勝1倍台の断然人気となり、勝つ確率もその数字どおりだったはずで、馬券的にはおもしろくなった。 ただし、このメンバーの中に次の世界王者を継承できる器がいるのかと聞かれたら、首を縦に振ることは難しい。つまり、このカテゴリーが再び混戦に戻ったということなのだ。 モーリスに乗るはずのムーア騎手は、札幌記念でモーリスを負かしたネオリアリズムに乗るという。しかし、この馬はマイルが初距離。いろんな競馬ができる自在性の持ち主で、鞍上が世界一の名手というのは大きな材料だが、マイルが向いているイメージは湧いてこない。押さえまでか。 となれば、1日8勝を達成するなど、いよいよ波に乗ってきたルメール騎手が乗るイスラボニータでどうだろう。昨年のこのレースは1番人気で3着。出遅れがたたって、ほとんどレースに参加していない状態だったが、最後だけ伸びてきてモーリスのコンマ2秒差。今回は1番人気とは程遠い評価だろうし、ルメールの堅実な騎乗ぶりを考えれば中心視に足りる存在と再評価できる。もともとは強い皐月賞馬。格負けもしない。 スワンSで見せたすごい切れ味が買われて、サトノアラジンが人気になりそうだ。池江泰郎元調教師が、里見オーナーの依頼で馬選びを担当した最初の年に発掘したのがこの馬で、サトノダイヤモンドとともに、すばらしい活躍ぶり。そう考えると、勝負事の流れとしてこの馬もGⅠに届いても不思議はない。 ハイレベル3歳世代からはロードクエストが挑戦。前走、富士Sはスローペースに末脚を殺されたが、マイルで崩れたのはあの1回だけ。栗東に早めに入厩して態勢は万全。この馬が勝つようなら長期政権もありえる。 スピード最上位のミッキーアイルは、1200メートルを2度使ってのマイル戦。抑えが利きそうにないシチュエーションだが、もともとそれが持ち味。止まらないケースもわずかにある。 大穴ならウインプリメーラ。格は下だが、京都コースは5割増しの評価が必要な馬。ミッキーアイルの直後あたりで息を潜められた時に食い込みがある。 タグ: 片山良三,栗東ナマ情報,競馬,予想,ブログ,コラム,2016 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [奈良県] [奈良県] [石川県] [静岡県] [熊本県] [愛媛県] [徳島県] [静岡県] [静岡県] [北海道]
昨年の覇者モーリスがこの舞台から卒業。香港でマイルの世界王者の座に就き、今秋は2000メートルの天皇賞でも日本制圧に成功となれば、もはやマイルCS連覇という看板に魅力を感じないということだろう。出てくれば単勝1倍台の断然人気となり、勝つ確率もその数字どおりだったはずで、馬券的にはおもしろくなった。
ただし、このメンバーの中に次の世界王者を継承できる器がいるのかと聞かれたら、首を縦に振ることは難しい。つまり、このカテゴリーが再び混戦に戻ったということなのだ。
モーリスに乗るはずのムーア騎手は、札幌記念でモーリスを負かしたネオリアリズムに乗るという。しかし、この馬はマイルが初距離。いろんな競馬ができる自在性の持ち主で、鞍上が世界一の名手というのは大きな材料だが、マイルが向いているイメージは湧いてこない。押さえまでか。
となれば、1日8勝を達成するなど、いよいよ波に乗ってきたルメール騎手が乗るイスラボニータでどうだろう。昨年のこのレースは1番人気で3着。出遅れがたたって、ほとんどレースに参加していない状態だったが、最後だけ伸びてきてモーリスのコンマ2秒差。今回は1番人気とは程遠い評価だろうし、ルメールの堅実な騎乗ぶりを考えれば中心視に足りる存在と再評価できる。もともとは強い皐月賞馬。格負けもしない。
スワンSで見せたすごい切れ味が買われて、サトノアラジンが人気になりそうだ。池江泰郎元調教師が、里見オーナーの依頼で馬選びを担当した最初の年に発掘したのがこの馬で、サトノダイヤモンドとともに、すばらしい活躍ぶり。そう考えると、勝負事の流れとしてこの馬もGⅠに届いても不思議はない。
ハイレベル3歳世代からはロードクエストが挑戦。前走、富士Sはスローペースに末脚を殺されたが、マイルで崩れたのはあの1回だけ。栗東に早めに入厩して態勢は万全。この馬が勝つようなら長期政権もありえる。
スピード最上位のミッキーアイルは、1200メートルを2度使ってのマイル戦。抑えが利きそうにないシチュエーションだが、もともとそれが持ち味。止まらないケースもわずかにある。
大穴ならウインプリメーラ。格は下だが、京都コースは5割増しの評価が必要な馬。ミッキーアイルの直後あたりで息を潜められた時に食い込みがある。