[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「3歳馬&6歳以上馬は過信禁物!」

今週末11月20日のＷＩＮ５対象レースを見ると、ＧⅠのマイルCSだけでなく、オープン特別の2鞍にも興味深い傾向があります。

ＷＩＮ③の福島民友Cは、昨年から福島ダ1700メートルで施行されるようになった一戦。昨年は前年以降に重賞で善戦した経験のある馬が上位を独占。また、出走馬14頭中11頭は5歳以上の馬でしたが、勝ったランウェイワルツは当時4歳、3着のノボバカラは当時3歳。若い馬を重視したほうがよさそうです。

ＷＩＮ４の霜月Sは、12年以降に限ると前走4着以内の馬が〈0 1 0 13〉。前走好走馬がまったく信頼できません。また、傾向を見てもわかるように、好走馬の大半は京都や阪神のレースを主戦場としてきた馬。東京実績を評価された馬は人気を裏切りがちだったので注意しましょう。

ＷＩＮ５のマイルCSはここ半年の戦績がポイント。同年５月以降、かつJRA、かつ３歳以上か4歳以上のＧⅠならびにＧⅡで5着以内となった経験がない馬は12年以降〈0 0 0 30〉と苦戦していました。ＧⅢやオープン特別のレースばかり使ってきた馬は評価を下げるべきだと思います。

同じく12年以降の傾向を見ると、前走4着以下だった馬は〈2 0 1 44〉、9着以下だった馬は〈0 0 0 22〉。前走好走馬を素直に重視したいところです。

また、3歳馬は強調できませんし、同年の安田記念で4着以内だった馬を除くと6歳以上の馬も〈0 0 0 15〉。さらに、前走の4角を1番手で通過した馬は〈0 0 0 9〉なので過信禁物と見るべきでしょう。

不安要素のないイスラボニータ、サトノアラジン、サトノルパン、マジックタイムあたりは、ひととおり押さえておくべきかもしれません。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「ＪＲＡホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢ウルトラ回収率2016─2017｣（ガイドワークス）が好評発売中。