[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「前走を高評価グレンツェント◎」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「前走を高評価グレンツェント◎」

2017/01/19

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「前走を高評価グレンツェント◎」

年明けの京都金杯をエアスピネルで勝ち、デビューした年からずっと続けている連続重賞制覇記録を「31年連続」と延ばした武豊騎手。大きなケガをした年があり、拠点をアメリカ、フランスに移して戦っていた時期もあっただけに、この記録はとんでもないレベルにあるとわかる。

いつの年か、ハラハラさせる年がやって来るのかもしれないが、今年は現実に1週目にやってしまうというすごさ。今年4回目の年男になった、不世出のレジェンドジョッキーは、5回目の年男もジョッキーとして迎えるような気がしてきた。

その武豊騎手が、今週は海外遠征で不在。この時期に何だろうと思うと、マカオのタイパ競馬場で行われる「マカオ国際男女混合ジョッキーズチャレンジ」という招待レースに藤田菜七子騎手と一緒に出場。騎手会会長としての外交的な仕事という雰囲気だが、日本ペアが話題を独占しそうなイベントではある。

ダート界はホッコータルマエなどの引退があり、世代交代が進みつつある印象。ハイレベルと言われる明け4歳馬がこの東海ステークスで早くも台頭するようなら、時計の針は大きく回りそうだ。

注目はグレンツェント。古馬との初対戦、11月のみやこSで2着に敗れたが、その時の勝ち馬がのちに東京大賞典を制したアポロケンタッキー。それに時計差なしなら、むしろ健闘だったことがわかる。騎乗予定だった川田騎手が骨折でリタイアしてしまったが、特別に乗りにくいタイプでもなさそうだ。ここから勢力図を塗り替えにいくはず。

アスカノロマンは、チャンピオンSで惜しい3着。中京コースは特に走る馬だし、古馬の貫禄を示すシーンも当然ありそう。

ラストインパクトは、7歳を迎えて初めてのダート転向。ジャパンカップ2着という星もある健脚で、見込みどおりの適性があるならいきなりの好走も。

ミツバは、川崎記念との両ニラミ。恐らく向こうに使いそうだが、ここにくるなら当然いいところ。横山典騎乗で、逃げ差し自在の味が出て、いかにも本格化風。これも今年の主役候補。

ピオネロは、ダートで変身させるのがうまい松永幹厩舎らしい馬。初の中京ダートでも不気味さはある。