[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「中山はキングマンボ&ロベルトが爆発中」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「中山はキングマンボ&ロベルトが爆発中」

2017/01/19

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「中山はキングマンボ&ロベルトが爆発中」

キングマンボ系とロベルト系は得意な馬場が似ています。2頭はともに芝中距離の大レースを勝つ種馬を複数出すとともに、ダートの中距離が得意な馬も数多く出す共通項があります。

年末年始の中山芝も重賞でキングマンボとロベルトがそろって爆発。ホープフルSの勝ち馬レイデオロは父がキングマンボ系。母父がロベルト系。有馬記念は1〜3着が人気順で決まりましたが、人気薄で4着に走ったヤマカツエースは父がキングマンボ系とロベルト系。

年が明けて金杯の勝ち馬ツクバアズマオーは父がキングマンボ系。9人気の僅差4着のシャドウパーティーもキングマンボ系。フェアリーSを10人気で勝利したライジングリーズンは母父がキングマンボ系で母母父がロベルト系。キングマンボとロベルトの両方を持つ馬が特に走っているのは、今の馬場で最適の系統をダブルで持っているのだから当然ではありますね。

AJCCの出走予定馬にはリアファルの名が。母父はキングマンボ系のエルコンドルパサー。近親にダートGⅠ勝ち馬のアロンダイト、タフな馬場に強いマリアライトがいます。

今の中山芝でロベルトとキングマンボの血が走るのは、先に書いたようにダートのようなパワーが要求されるから。近親にダートGⅠ馬がいるパワー血統も強調できます。なお、同馬は一昨年の有馬記念で故障発生、1年近い長期休養をしていました。また、同馬はノーザンファームで調教されており、ノーザンで調教されている馬は長期休養明けでも1、2戦目から走れる馬が多いのも特徴です。クリニックの腕はもちろん、手術後の運動ノウハウにもたけているからです。

例えば、ノーザンファームはトレッドミルという、騎手を乗せなくてもトレーニングが行える機械も持っています。騎手を乗せられない状態の頃からトレーニングを行えるのも、長期休み明けでも走れる秘密の一つ。1月8日の中山最終レースも手術で5カ月以上休んでいたノーザン育成馬・ブラックバゴが、いきなり単勝2桁配当で優勝していましたね。

ゼーヴィントは母父ロベルト系。そもそも、すでに同コースのセントライト記念で結果を出しています。2頭ともに走ってくれる確率は高そうですが、問題は、どちらも上位人気になってしまいそうなことでしょうか。

 

◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2017」(KADOKAWA)が好評発売中。