[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ノンコノユメはそろそろ走り頃」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ノンコノユメはそろそろ走り頃」

2017/02/16

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ノンコノユメはそろそろ走り頃」

過去3年のフェブラリーSに出走した馬は、延べ54頭。ちょうど半分の27頭の「前走」は今回よりも距離が長い(前走1700メートル以上)「距離短縮」組。そして、馬券になった9頭のうち8頭は「距離短縮」の馬。圧倒的に距離短縮が有利なレースです。

ちなみに、3年前に単勝配当271倍で優勝し、一昨年も連覇したコパノリッキーも距離短縮馬でした。

血統面で注目は、ボールドルーラーとコパノリッキーの父でもあるゴールドアリュールの血。ゴールドアリュール産駒はコパノ以外にもエスポワールシチーが当レースを優勝。シルクフォーチュンが2着。昨年の1〜3着馬は、父か母父がボールドルーラーを持つ種牡馬。一昨年の2着馬インカンテーション、3着のベストウォーリアも父ボールドルーラー系種牡馬です。

また、当レースは「若い馬」の成績が特に優秀なレース。4、5歳馬が上位を占める年がほとんどで、昨年も4歳馬が1、2着で5歳が3着。一昨年は5歳が1〜3着。3年前は4歳が1着。5歳が2着でした。

賞金体系の問題で、賞金を稼いでいる高齢馬のほうが出走しやすいのですが、若い馬は出走できればチャンスが大きいのです。また、高齢馬よりも若い馬のほうが「肉の柔軟性」は相対的に高いことも当レースに相性がいいのでしょう。

今年は昨年の当レースの1、2着馬モーニンとノンコノユメが出走予定。昨年は4歳でしたから、今年は5歳です。いずれも前走はダート1800メートル以上のレース。今回は「距離短縮」での出走です。

モーニンの鞍上はムーア。ノンコノユメはルメールを予定。12年以降の東京ダート1600メートルでの鞍上の成績を比べると、ルメールは勝率30%、複勝率59%、単勝回収率112%とプラス収支。

一方、ムーアは勝率26%、複勝率42%、単勝回収率は68%。当コースにおける騎手の安定感ということでは、ルメールに軍配が上がります。

また、ノンコノユメは昨年の夏に去勢手術を行った馬。去勢後の馬はホルモンバランスを崩すので、半年ほど本来の力を出せません。統計上も手術から半年たつと成績が上昇します。今回はそろそろ、去勢後に崩したバランスを取り戻している可能性が高いです。

 

◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2017」(KADOKAWA)が好評発売中。